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妊娠とネバネバ効果

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妊娠したい時に、ネバネバの食品が効果的だとよく聞きます。ネバネバの食品とは、納豆のように糸をひく食品や、山芋や長いものようにすってネバネバ感が出る食品のことです。どれも、栄養素のある食品ですが、本当に妊娠に結び付くのでしょうか?

どうしてネバネバが妊娠に良いと言われるのか、本当に効果が期待できる成分があるのか紹介します。

代表的なネバネバ食品

ネバネバのある野菜・・・山芋、長いも、オクラ、モロヘイヤ、レンコン、明日葉など。

海藻類・・・昆布、わかめ、もずく。
きのこ類・・・なめこ。
豆類・・・納豆。

納豆のネバネバの正体

納豆のネバネバは、納豆菌がたんぱく質を分解して発生するアミノ酸の影響です。アミノ酸は他の食品にも含まれていますが、旨み成分の代表格です。

アミノ酸の中でも、細かくはグルタミン酸がネバネバの状態を作り出します。グルタミン酸は、納豆のたんぱく質と糖質から発生します。けっして腐っているわけではないのです。

そして、グルタミン酸がぺプチド結合して、糖と一緒になるとムチンが発生します。納豆を混ぜた時に出る「糸」がムチンです。

もともと納豆の原料は、大豆(だいず)です。ご存知の通り、大豆はカラッとしたマメでネバネバはありません。大豆そのものではなく、大豆と結び付く納豆菌がネバネバを作り出しています。

納豆を混ぜるとネバネバが増します。ネバネバを維持するためには、しっかりかき混ぜることです。混ぜてからタレを加えるのが、ふんわり納豆にするコツです。

山芋のネバネバの正体

山芋をすりおろしたり、切ってみるとヌルっとした感触がします。これは、ムチンという成分の影響です。

ムチンはもともと食品のネバネバを出すだけではなく、胃の壁を保護して、刺激のある胃酸から体を守ってくれる成分です。

ムチンは消化を促すことからも、山芋は夏バテや疲労回復の食材として料理されます。山芋のネバネバが、一緒に食べたものを包んで胃で消化する速度をゆっくりにしてくれます。

どうして妊娠に良いの?

納豆も山芋も、妊娠したい人に注目されているのはネバネバを生み出すムチン成分の働きです。

ムチンは胃に優しいだけではありません。肝臓や消化器官全体が荒れないようにサポートします。つまり滋養強壮・精力向上だけではありません。体の内側から健康的にサポートしてくれるところにも注目してみましょう。

山芋は男性のパワーを増やして、滋養強壮に効果があると言われています。そのため「山のうなぎ」と呼ばれることもあります。

山芋のようにネバネバした食品で精力をつけてほしいという気持ちから、妊娠したい時に食べるようになりました。もちろん、胃に優しいので妊娠に関係なく食べやすい食品です。

山芋のムチン成分に関しては、中国では男性不妊の漢方薬にも使用されています。そのため、女性はもちろんのこと男性にも食べさせたいと考えられています。

納豆は、もともと大豆から作られた良質のタンパク源なので妊娠に向けて、健康的な体作りに向いています。

ムチン成分が、妊娠したい時に注目され続ける理由は、妊娠だけではなく健康的に効果があり、体にマイナスになる作用が無いからではないでしょうか。

妊娠を考える時、赤ちゃんのためにも多量の糖分など体にとって不利な成分は不要です。ムチンは必要な成分と効能だけを満たしていると言えます。

里芋のネバネバ子宝祈願

里芋に関しては、ネバネバ成分だけではなく、子宝を連想させる形も注目されています。

里芋には周りに子芋(こいも)と呼ばれる小さなイモが連なってくっついています。これが、ママにくっついている赤ちゃんを連想させます。

里芋を食べて、同じように子宝に恵まれますように・・という気持ちから、里芋が子宝祈願の食卓にあがるようになりました。

ただ、逆に子芋を洗うことは「流産を連想させるから自分では洗いたくない」という人もいるようです。これは気持ち次第です。里芋は栄養素も高いので、気にせず食べてほしい食品でもあります。

効果的な食べ方

ムチンのネバネバ効果を得やすい食べ方のコツを紹介します。

ネバネバが出ている食物表面は、汚れを洗い流す以外はネバネバを残しておきます。ここにムチンが多く含まれています。

ムチンのたんぱく質分解酵素は、熱に弱い特徴があります。炒める場合は、最後に投入してください。天ぷら等では、軽く揚げるだけでもサクサクの食感が楽しめます。

納豆の場合は、糸をひく状態がベストです。納豆を食べる時は、よく混ぜてネバネバを増やしてください。

余談ですが、和食で調理する時は味が濃くなりがちです。調味料の塩分や糖分が増えないよう、ダシを活用してあっさり料理するよう心がけます。この調理方法は、妊娠中も妊娠中毒予防に役立ちます。

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