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黄体とは、卵子が排卵された後の卵胞が変化したものをいいます。黄体から分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」は、子宮内膜を肥厚させて受精卵が着床しやすい状態にしてくれます。この黄体ホルモンが不足してしまうことを「黄体機能不全」といい、不妊原因の1つとなることがあります。
黄体はLH(黄体形成ホルモン)によって刺激されて、その後に黄体ホルモンの分泌を始めます。しかし黄体の機能は2週間ほどしか続くことができず、黄体が機能しなくなると妊娠が不成立となり月経が起こります。
もし着床が成立すると受精卵(胚)の周りに「トロホブラスト」というものが形成されて、今度はここから「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」が分泌されることで妊娠黄体が形成されます。
妊娠黄体からは黄体ホルモンが分泌されて妊娠を継続させます。そして妊娠8週ころになると黄体の機能は低下を始めて、今度は「胎盤」から黄体ホルモンが分泌されることで妊娠の継続が可能になるのです。
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