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タイミング指導とは、不妊治療の第1歩で、排卵日を正確に予測して夫婦生活をするタイミングの指導を医師から受ける治療です。妊娠するためには最も妊娠の確率が高い日(排卵日)に性交することです。
タイミング指導では、超音波診断による卵胞測定、基礎体温、頸管粘液(おりもの)、LH値の測定(排卵検査薬)により、排卵日を正確に予測してタイミング(性交をする日)を指導されます。
卵胞は排卵の数日前から、1日2ミリ程度ずつ大きくなります。そして卵胞の直径が2センチを過ぎた頃に排卵が起きます。(人により多少の誤差あり)
排卵期になると子宮内膜が肥厚した状態になります。この内膜の厚さを調べることで、タイミングを予測します。排卵後も内膜は肥厚を続け「分泌期内膜」という状態になります。
高温期と低温期の境目、最終低温日の付近に排卵日があります。排卵日は次回生理予定日から14日を引いた日に当たります。
頸管粘液(おりもの)は排卵数日前から少しずつ増え出していきます。そして排卵直前になると「おりもの」の量はピークに達し、粘度が少ないよく伸びる(糸を引く)卵白のような感じに変わります。そして排卵が終わり体温が上がり始めると「おりもの」の量は一気に減少します。
尿中に現れるLH(黄体化ホルモン)をチェックすることで、自宅でも排卵日が予測できます。排卵前の1~2日はLHが多量に分泌されるので、「排卵検査薬」で陽性反応がでた当日か翌日にタイミングを取ることで妊娠の期待が高まります。
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