妊娠判定から出産まで、1人の妊婦ゆりさん(仮名)の妊娠症状と妊婦健診の様子を紹介します。はじめての妊娠で検診に緊張する人や、どんな検査をするのかわからない時の参考にしてください。ゆりさんは逆子がなおりウォーキングを再開。胎動もありますが、お腹の張りが増えました。
妊娠38wの体重は妊娠前からプラス10.8キロ。先週の37wからはプラス0.25キロです。逆子がなおったのでウォーキングを少しずつ再開して、運動量は少し増えています。体重管理を頑張るとお腹が張るので、のんびり歩くことを運動の1つと考えています。
妊婦健診では体重管理にチェックが入りますが、もうすぐ出産と思うと過度に体重を気にすることが負担に思うこともあり、無理な食事制限よりも毎食を大切にしたいと思いました。
食事内容は「産後は外出もできないだろう」と思うと、好きなお店のランチが食べたくなったりしました。カロリーは気にしませんでしたが、往復は可能な限り歩くことを心がけています。実家に里帰りしていたので、夕食を和食中心でバランスよく食べることができたのはとても助かっています。
妊娠38wの血圧は上が128、下が70です。ゆりさんの場合は妊娠初期のほうが血圧が高めでした。血圧に関しては妊娠初期のほうが高めで、妊娠後期は落ち着いています。血圧に対する意識が妊娠前よりも高まったのも原因だと思います。
浮腫は±です。逆子がなおってから歩き始めたので、むくみで足が痛くなるほどではありませんが、お風呂で温めたりマッサージをするとスッキリします。
妊娠38wの子宮底長は34㎝でした。1週間前は33㎝でした。最初の妊婦健診21wでは17.5㎝だったので約2倍になったことになります。
予定日間近での子宮底長は10ヶ月×3+3で計算すると33㎝が目安。ゆりさんの子宮底長は34㎝ですから平均的な範囲内です。ただし子宮底長は表面からメジャーではかるので多少の誤差もあり、超音波で羊水量や赤ちゃんの発育をチェックすることがメインです。子宮底長だけで決定的な判断はできないので目安の1つと考えます。
妊娠38wの妊婦健診では妊婦指導料が3500円、自費の尿検査が500円でした。ここから自治体の妊婦健診割引を4000円適用したので、±0円になりました。その他に貧血でフェジン成注40㎎を2mlとブドウ糖注射液5%20mlで140円の支払いでした。
フェロミアの内服は食欲のない空腹時にのむと気分が優れないこともありましたが、今回は注射でした。
妊娠38w頃はたまに胎動を感じています。予定日も近づき、胎動を感じるたびに「もうすぐ会える」という気持ちになりました。ゆりさんは逆子のまま帝王切開になれば、この週には出産していたので余計に母親になる実感を強めていたようです。
胎動は激しいものではなく、お腹の内側からグリグリしながら横に何かが動く感じです。動きはゆっくりですが、胎動で動いている部分はコブのようにふくらむので周囲がびっくりすることもあります。
先月のほうが胎動が激しかったように感じるので、赤ちゃんが子宮口に向かっているんだと考えていました。
赤ちゃんが大きくなって膀胱を圧迫するので妊娠後期の頻尿で悩む人も多いと聞いていましたが、ゆりさんも頻尿が気になりました。
特に深夜の肌寒い時間にトイレに起きるのは減らしたいのですが、必ず深夜に起きてしまいます。眠る態勢に疲れて起きることもありますが、そのときもトイレに行きたくなりました。
でも妊娠後期はとてものどが渇くことが多いので、水分を控えるといってもあまり制限できないのが現状です。
ゆりさんが臨月を迎えたのが冬ということもあって、足の冷えが続いていました。タイツをはいたり、室内ではブランケットをかけて過ごしました。冷えは座っているときに強く感じています。おそらく足のつけ根が大きくなった子宮に圧迫されているのだと思います。
歩いているときのほうがポカポカして温かくなる気がしています。じっと座っているほうが冷えを感じやすいです。妊娠後期はお腹がポカポカしているので全身が冷えるというよりは、足先など末端が冷えることが目立ちます。
ゆりさんは体のどこかに冷えを強く感じると、お腹が張りやすいので温めるようにしています。ポカポカしすぎると汗をかくこともあり、冷えと温かいときの差に困ります。
妊娠中、口の中がサッパリしなかったり不快なときは炭酸水でサッパリしたくなりました。妊娠前は甘い清涼飲料水も飲んでいましたが、妊娠中は無糖の炭酸水に切り替えています。たまに清涼飲料水も飲みたくなるのでコップについで量を決めて飲んでいます。
ゆりさんはウィルキンソンの炭酸水が1番飲みやすく、サッパリしたいときやノンカフェインティーに飽きたときは気分転換に飲んでいます。
出産を控えて実家に里帰りしているゆりさんは、不規則な仕事のパパと毎日顔を合わせることはできませんがメールや電話で連絡を取り合っています。主に入院時のことや産後の赤ちゃんとの生活についても話し合っています。
パパが実家に立ち寄ったり、仕事の都合がつくときは泊まってくれるのですが、ほかの日はパパが洗濯や自炊をしているそうです。ゆりさんは毎日家に帰宅することができないので家のことを任せることで負担が減って助かっています。
でも帝王切開の予定があったときは日時が決まっていましたが、自然分娩に切り替えたのでいつ出産するのかわかりません。その時に立ち会えるかどうかわからないので、陣痛がきたらすぐに連絡することを話しました。もしも仕事中で来れないときは仕方ないと話しています。
次回→健診、14回目(39w)
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