9割程度の方が、妊娠してから疲れやすくなったと感じているようです。妊娠3ヶ月になると、慣れない妊娠生活で疲れがピークに達します。「慣れない妊娠生活・・? 別に普段と変化ないけど・・?」、そう思われる方も、実は妊婦さんの身体は胎盤を作るために、毎日毎日、山登りよりも激しい運動をしているのです。
妊娠4、5ヶ月になると、今の疲れは軽減されていくはずです。それは胎盤が完成することに加えて、「妊娠」ということに緊張感が薄れていることもあるでしょう。しかし妊娠後期になると今度は大きくなったおなかの重みと、「出産」という緊張感から再び極度の疲れに襲われるかもしれません。
ともあれ妊娠中に疲れを溜めない心構えが必要で、決して「どうせ何をしたって同じ」ではありません。賢い妊婦さんは疲れを溜めない工夫を知っているのです。
赤ちゃんと2人分の睡眠が必要だと思ってください。もし可能なら眠いときには昼間でも寝るべきです。下の子どもに手がかかるときには、テレビを観させる間にソファーで昼寝をしてしまいましょう。今までより30分でも1時間でも、夜は早く寝るように心がけます。そして朝も少しでも寝坊できるように、下準備を前の日からしておくといいでしょう。
十分な栄養が取れていないと、疲れが増してしまいます。甘いものやスナック菓子ではなく、しっかりと主食(たんぱく質)を取るようにします。リズムをつけて毎日同じ時間に食事をすることを心がけましょう。つわりで苦しい時期ではありますが、不規則な食生活がいっそう疲れを溜めてしまうことがあるのです。
不思議なもので、疲れているからといって身体を動かさないと、ますます疲れを感じやすくなってしまいます。激しい運動はもちろんいけませんが、おなかの大きさに合わせた(妊娠経過に応じた)運動を考えてみましょう。水泳、ウォーキング、ヨガ、マタニティビクスなどが人気があります。
行動派なママなるずとも、趣味をしている時間はとても楽しいものです。しかしその趣味が疲れを伴う場合は注意が必要です。細かい作業やストレスを溜めるもの、とくに感情の起伏が激しいものは、疲れを溜めやすくなります。リラックスを心がけ、心身ともにくつろげる時間を作るようにしましょう。
いつでも楽な姿勢を心がけます。買い物をしているときに、面倒だからといって片手で重い荷物を引っ張ってはいけません。横になってテレビを見ているときに、知らず知らずのうちにどこかを痛くすることはありませんか?ポイントは、「この姿勢を」、「この行動を」、少しでも楽にする方法はないかな?ということを常に考えるということです。
今まで1人でしてきたことを、それまでどおり自分ひとりですべきではありません。「それくらい自分で出来る」と思うことでも、家族の「やろうか?」という申し出には素直にお願いしたほうがいいでしょう。食事だって外食や出前が増えるのは妊娠中くらいは許せるのではないでしょうか。
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