妊娠初期になぜ出血するかは妊娠2ヶ月に詳しく説明していますが、この中で胎盤の形成に関わるものを「着床出血」と呼ぶこともあります。(医学的な言葉ではない)
受精卵が絨毛という植物の根っこのようなものを、子宮筋層に根を生やすことを着床(下参考図)といい、このときに出血することを「着床出血」「月経様出血」などと呼びます。
この「着床出血」という言葉にとくに敏感なのが、妊娠を望んでいない人や若年層です。「e-妊娠」では妊婦さんや妊娠したい人のコンテンツが圧倒的に多いですが、実は「妊娠をしていたらどうしよう・・」と不安を抱えた人のアクセスもかなりあります。
そんな人たちは生理が来たのに「これは着床出血なのでは?」と、検索魔となる人が多いようです。しかしこのデータにあるように4分の3以上の人に出血はなく、「少量の出血」が1割程度、茶色のおりものもわずかに1割程度となっています。
*このページは10代のための妊娠講座からもリンクを張っているため、そちら向けの解説もしています。