←こんな基礎体温表を簡単作成。自分の基礎体温と妊娠した人たちとのシンクロ検索が可能
つま先が冷たいときに、日常生活で悩みやすい症状や、目立ちやすい症状を簡潔に説明します。当てはまる症状があるときは、つま先まで温めるように心掛けましょう。
温かいはずの布団に入っても、つま先が温まるのに時間がかかりませんか?上半身がポカポカするのに、つま先だけはまだ冷たい感覚が残っているのも冷え症状です。
靴を履いたときに、つま先が膨らんでいる感じがしたり、足全体がむくんでいる気がしませんか?つま先が冷えていると、足全体も血行が悪くなっているので浮腫(むくみ)が出やすいのです。
つま先が冷えて足全体の感覚が鈍くなっていませんか?皮膚が冷えると、刺激に鈍くなることがあります。特に冬は地面も冷たいので歩いたときにつま先の感覚がわかりにくくなります。長く外にいると感じやすい症状です。
つま先や、かかと部分の角質が硬くなっていませんか?血行が悪くなると冷えるだけではなく、皮膚の状態も悪化しやすくなります。
最もわかりやすい冷え症状の1つは、つま先の肌色です。ただし、蒸れて真っ赤になっているときは、しもやけの可能性があるので注意してください。
爪の色が悪かったり、すぐに割れてしまうことはありませんか?足の爪にもタンパク質や栄養素が送られています。血行が悪くなったら、つま先が冷えると同時に爪にも異常があらわれることがあります。
体の中でも冷えを感じやすい場所は、心臓から離れた場所がほとんどです。というのも、これは体が寒さに対して、適切な対応をとっている証拠でもあります。
私たちの体は、心臓が血液を体内に送るポンプの役割を担っています。つまり、心臓が動かなくなってしまうと、体に血液が行き渡らず冷たくなります。
だから体は心臓の周りを温めて、心臓の働きが鈍らないように対応します。冷えて血行の悪くなりやすいときは、必然的に心臓に近い部分が優先的に温められて、心臓から離れている末端部分は後回しになりがちなのです。
だから、つま先や指先といった心臓から離れているパーツは冷えやすく、冷えが解消しにくくなってしまいます。
そして、冷えやすいパーツは普通に服を着ただけでは肌を隠せない部分でもあります。つま先は靴下の素材次第ですが、スカート等で足が覆われていない場合は足全体が冷えることもあります。
指先は手袋で保温保湿できますが、なにかをする時は常に手袋をするのもおかしいので、手が冷えやすい人も多いです。水仕事の多い人は特に、寒い季節は指先の潤いが失われて冷えを悪化させてしまいます。
私たちの体には末端(まったん)とよぼれる部分があります。ここでいう末端とは、血液が循環するときの行き止まり地点、心臓から遠く離れた部分を指します。
体の中の末端と表現される部分は、指先や足先です。血行がよければ末端まで、順調に新鮮な血液が運ばれますが、途中で流れが悪くなると末端まで届くのが遅くなります。
心臓は血液を循環させるポンプのような役割だと考えると、やはり心臓から離れた末端に血液をしっかり送るためには体全体が健康であることも大切です。
末端と呼ばれる部分だけが冷たい女性も多く、末端冷え性(まったんひえしょう)と呼ばれます。でも、体の中心部分は暖かいから、足先や指先が冷える程度は我慢しがちです。
ところが、末端が冷えるだけで眠れなくなったり、体全体がだるくてやる気がなくなったり、集中力がなくなる場合もあります。「末端だけだから大丈夫」と思わずに、体が訴えるなんらかのサインだと考えてみましょう。
健康的に運動を継続していた人も、妊娠中はつま先が冷えてしまうことがあります。それだけ末端まで温めることが、急にできなくなることもあるのです。
妊娠中は心臓だけではなく子宮も温めようと、本能的に母体が働きます。子宮の重みで圧迫されるうえに、体重増加した体を支える足はかなり負担がかかってしまいます。
疲れた足の筋肉は血流を押しだすポンプの役割が果たせず、かたまってしまいます。つま先までの血流は勢いをなくしてしまい、その結果、心臓から最も遠い場所になるつま先まで届く血流は、勢いがなく少量になってしまいます。
そのような理由から、つま先は妊娠中の冷えが最も出やすい場所なので冷えやすいのです。でも工夫次第で温めることや、冷え症を予防することが可能です。他のページで冷え対策について説明していきます。