年齢など絞り込みでるようになりました。苦しみを乗り越えた人たちの妊娠報告...
両側卵管閉塞や重度男性不妊などの一般治療で妊娠が難しい場合に体外受精が勧められます。また人工授精(AIH)を繰り返しても妊娠に至らないとき、あるいは加齢などにより卵巣機能の低下が疑われるときにも体外受精(IVF)は有効な治療法です。
体外受精の成功率は産婦人科学会の報告では25%前後となっていますが、妊娠確率は施設によってかなりの開きがあり、その方法自体にも多くのバリエーションがあります。また費用面についても同様で20~60万円程度と、その幅にかなりのバラつきがあります。(それまでの一般不妊治療とは比べものにならないほど高額)
現在日本で産まれる赤ちゃんの100人に1人は体外受精(顕微授精)によって誕生しています。そして年間にすると1万5千人以上、その累積出生児数は10万人を超えたという報告があります(2002年、日本産婦人科学会)。 体外受精は体外で受精させた卵(胚)を子宮に移植することから、「体外受精-胚移植」(IVF-ET)と呼ばれることも一般的です。また受精卵を体外で操作することを「ART」(生殖補助医療技術)と呼び、不妊の高度治療として一般治療とは分別されています。
体外受精→In Vitro Fertilization:IVF
顕微授精→Intracytoplasmic sperm injection:ICSI (イクシー)
生殖補助医療技術→assisted reproductive technology:ART
有益と思われる文献からデータを抜粋しているので参考までに。
不妊治療を受けようと思って来院する患者さんは、長期の不妊に悩まされているカップルが多く、最後の望みと思って病院に診察を受けに来る場合がほとんどであり、心理的、肉体的、また経済的負担は患者夫婦にとって非常に深刻であります。
このような患者さんにどのような不妊検査や治療を適用するべきか否か、また検査や治療手段の自立的選択とメンタルヘルス上の支援、そしてその手段が患者自身や家族あるいは治療によって誕生するする可能性のある子供の「quality of life(QOL)」に与える利点や影響を真剣に考えていかなければなりません。
また不妊カップルは、不妊治療そのものがしばしば彼等の人生において経験する最もストレスの強いもののひとつであると感じ、治療前に治療の不安や、あるいは治療後に妊娠に至らなかったときに、悲嘆(frief)にくれることがあります。
悲嘆は不妊治療費の補填されない高コストとか、この治療が自分にとって最終的手段であるという思いから更に増強されるようになります。
不妊症に立ち向かうカップルにとって、これによるストレスは無数の感情的表現のひとつとして現われ、しばしば長引くものであります。
この持続するストレスに伴い、不妊症には罪の意識、不安、人間関係の緊張、うつ状態および疎外感の感情が加わります。
不妊症治療中のカップルがこのような状態に陥った場合、彼等を認め、カウンセリングを行い、支援することが不妊医療に関するメンタルヘルスケアとして重要になってきています。
新たに毎年3万5千~4万カップルがARTの対象となる難治性不妊となっていると推定されます。
わが国の婚姻件数は年間70~80万前後で、その10%が不妊症とすると毎年7~8万カップルが新たに不妊症の診断を受け、その多くが不妊治療を受けていると思われる。
従来から行われている一般不妊治療によって約半数が妊娠に至るが、残りの半数、すなわち3万5千~4万カップルがARTの対象となると推定されている。
すべてのカップルがARTを希望するわけではないが、潜在的にARTによる治療を考えているカップルは相当数いるものと思われる。
実際のARTの実施状況を見ると2003年には約7万人を対象に、1万周期をこえるARTが実施されている。
わが国では個々の不妊クリニックの成績を公表しなければならないというような法規制がないのも1つの利用と思います。
個々のクリニックのデータは日本産婦人科学会に報告されるが、全国のクリニックの集計をしたもののみ公表され、個々のクリニックのデータは公表されない。
アメリカやイギリスなどでは、早くから法律によって個々のクリニックの臨床成績を公表しなければならないと定められている。
ARTの成績には出産のデータも必要ですから、ARTで妊娠が成立した後10ヶ月ほど待って完全なデータの収集が行われます。そのために公表までに2年あまりの期間が必要となります。
非常に大きな苦悩を与えるできごとや経験にあった人にみられる一連の症状で、憂鬱、焦燥感、罪の意識、恐怖、悪夢、性格変化などがみられる。
■不安(anxiety)将来に起こりそうな危険、苦痛の可能性を感じて不快な情動が生じること。一般に深いな情動の誘因や対象は自覚されないので、本人は対処のしかたも、何から逃避していいのかもわからず、無力感とおびえを経験する。
■心理療法(psychotherapy)治療者と患者のコミュニケーションを基礎とし、心理的技法によって、症状の改善、疾病からの回復、適応力の増大、人格の成長をはかる治療である。個人心理療法や複数の患者を対象とする集団心理療法がある。
また、通常の臨床場面において、特別の理論や技法によらない心理療法を一般的ないし非系統的心理療法といい、傾聴、受容、支持、説得、暗示などがある。
■心理療法の種類一定の理論や技法に基づく心理療法を系統的心理療法という。
1)洞察療法: 個人の生活史や生活様式から、不安、葛藤、などの心理的問題の核心にせまり、その規制を除去、修正し、自ら洞察に至る療法で、精神分析療法、交流分析、内観療法などがある。
2)支持療法: 症状や不安の除去に主眼をおき、葛藤を意識させず、人格に深く入らないで、現実生活への適応をはかる療法で、行動療法、自己暗示法、睡眠療法がある。
3)体験療法: 体験を基礎に個人の精神内界の変化を重視する療法で森田療法がある。
4)身体的統制法: 身体的な統制や訓練により心理的統制を目指す療法で、自律訓練法、ヨーガ、瞑想法、呼吸法などがある。なお、治療者と患者の媒体によって、絵画療法、音楽療法、遊戯療法、箱庭療法などと分類されることもある。
■感情移入、共感(empathy)他の人の心の中に自分を移し入れ、共体験することにより、他の人の心を理解しようとすること。このように他の人の心を知ることを、感情移入的了解という。
■悲嘆(grief)外的な喪失に対する正常な情緒反応で、適当な時間がたてば鎮静するので、抑うつとは区別される。
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