帝王切開とは、開腹手術をして出産をする方法です。何かしらの原因で、経膣分娩が難しいと判断されたときに帝王切開になります。帝王切開の手術は腹壁切開→子宮壁切開→胎児娩出→胎盤娩出→縫合という手順で行われます。全出産の1~2割程度の確率。
帝王という語源は諸説がありますが、古代ローマの皇帝シーザーが帝王切開によって生まれたという説が濃厚です。帝王切開→Caesarean section
以下の症状があるときに計画的に帝王切開が予定される場合があります。ただしこれらの症状があったからといって必ず帝王切開になるとは限りません。
前回の帝王切開の問題が解決されていないとき、あるいは切開の跡が原因となり子宮破裂を起こす可能性があるとき。
高血圧が原因で分娩のストレスに耐えられないとき、血液の循環が悪く常位胎盤早期剥離(胎盤が分娩前に剥がれてしまう)などのリスクがあるとき。
赤ちゃんが巨大児になりやすく早期分娩が必要なとき。子宮口が熟化していないなどが理由で分娩のリスクが高く難産が予想されるとき。
胎児の頭が大きくて骨盤を通れないと予想されるとき。母体の骨盤が狭くて産道を通過するのが難しいと判断されたとき。
胎盤の1部、あるいは全部が子宮口を塞いでしまっているとき。胎盤剥離の可能性があり大出血が起きやすいとき。
逆子(骨盤位)でリスクがあると判断されたとき。とくに片足や両足を伸ばした「足位」や赤ちゃんが横向きになった「横位」は帝王切開になりやすい。
双子以上の妊娠で母体の衰弱が予想され経膣分娩が危険と判断されたとき。赤ちゃんの負担が大きい場合、1人が逆子のとき。
高年初産、産道感染、母体疾患などの原因があるとき、妊娠42週以上の過期産(出産予定日を2週間以上経過)で子宮環境の悪化が予想されるとき。
胎児仮死、微弱陣痛、子宮破裂、臍帯脱出、胎盤剥離などの症状が出たとき。医師によって経膣分娩のリスクが高くなり帝王切開が必要と判断されたとき。
胎児 胎盤 妊娠高血圧症候群 常位胎盤早期剥離 逆子 胎児仮死 微弱陣痛 臍帯脱出
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