
クラミジア感染症とは、近年になって急増しているSTD(性感染症)の1つです。自覚症状がないことも多く、初めて病院で血液検査を行ったらクラミジアが発覚ということがよくあります。病原体は、クラミジア・トラコマティス。
クラミジアに感染したまま妊娠すると子宮外妊娠や流産、早産といったトラブルを引き起こしやすくなります。もし出産時にクラミジアに感染したままでいると、産道から赤ちゃんに感染してしまう可能性があり、その場合は赤ちゃんが結膜炎や肺炎を起こす危険性があります。
そのほか、妊娠前にクラミジアに感染していると、膣から卵管や卵巣に感染が広がって癒着が起こり、不妊の原因になることがあります。とくに両卵管に癒着を起こすと受精卵の通り道がなくなるため、妊娠するためには体外受精という選択しかなくなる場合もあります。
クラミジアの原因は「クラミジア・トラコマティス」という細菌によって感染することです。潜伏期間は、数日~3、4週間といわれ、下腹部痛や排尿痛、おりもの異常などの症状をともなうこともあります。自覚症状が出にくいことからパートナーに知らずに移してしまうことがあり、成人女性の約1割程度がクラミジアに感染しているとも考えられています。
クラミジア感染症の治療はクラリス錠剤などの抗生物質を服用します。クラミジアには再発性もあるので処方された薬をしっかりと飲みきることが大切で、その後は定期的に検診、検査することが望ましいとされます。もちろん再発予防のためにパートナーも一緒に治療することが必要不可欠です。
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