超音波ドプラーとは、動体に反射してくる「反射波」の周波数(ドプラー効果)により、胎児心拍動に一致した可聴音を聞くことが出来る装置です。動いているものをドプラー効果によって音にします。
妊娠8週頃から超音波ドップラーにより、赤ちゃんの心拍音を聞くことができるようになります。それまでは超音波モニターにより胎児心拍を確認するだけでしたが、赤ちゃんの心音を聞くことで生命力を強く感じられるようになるはずです。
赤ちゃんの心拍音についてはアンケートをとっていますのでこちらが参考になるでしょう。
赤ちゃんの心音は聞かれましたか?
超音波ドップラー(ドップラー聴診器)は分娩時の心拍数や胎動を調べるときにも活躍します。分娩監視装置というものを使って検査することもありますが、ドップラー聴診器でもその有効性は変わらないようです。
また臍帯や赤ちゃんの心臓の血液の流れる量や速さを測定する方法として「カラードップラー法」があります。カラードップラー法では血流を色で区別するので視覚的にもわかりやすい利点があります。
超音波検査 胎児心拍 ノンストレステスト(NST) 分娩監視装置