ノンストレステストとは、分娩監視装置というモニターを使っておなかの中の赤ちゃんが元気であるかを判断する検査です。ノンストレステストは胎児心拍を連続してモニタリングすることによって、赤ちゃんが健康であるかどうかを評価します。これを「胎児評価:胎児well-being検査」ともいい、赤ちゃんの健康状態のことを「Well-being」と医学的には呼びます。
ノンストレステストが行われる時期は妊娠後期のだいたい34~36週あたりが多いようですが、必要な場合は妊娠28週以前にも行われます。ノンストレステストと分娩時にモニタリングする機械は同じものです。妊婦さんのおなかにベルトを巻いて「分娩監視装置」という機械でモニタリングをします。分娩時と比べると陣痛(ストレス)がないのでノンストレステストと呼ぶようです。
ノンストレステストで胎児のWell-beingの判定が難しい場合は、オキシトシンを使い子宮収縮や胎児の状態を確認する「コントラクション・ストレス・テスト:contraction stress test(CST)」、あるいは超音波で赤ちゃんの動きや羊水量を検査する「バイオフィジカル・プロファイル・スコア:Biophysical profile score(BPS)」などがあります。
ノンストレステスト:nonstress test(NST)
NST(ノンストレステスト)についてはこちらでも説明しています