つわりは昔から気の持ちようと言われ続けていて、年配の人の中にはつわりを軽視する人もいるでしょう。確かに精神的な要素が大きく影響するようですが、つわりに個人差があることも間違いありません。
今までに熱が出ても元気な人や多少の痛みは平気だった人でさえ、つわりには参ってしまうこともあります。やはり気の持ちようではどうにもならない場合もあるのです。
比較的その傾向が強いとされています。気の持ちようも関係するでしょうし、仕事をしていると家にいる時よりもつわりを忘れているでしょう。ただ逆に仕事を休んだとたんに、つわりが楽になったというケースだってあります。この場合は仕事のストレスが関係しているのかもしれません。
つわりを英語で言うとモーニングシックネスといいます。朝起きたときの空腹時に症状が出やすいためでしょう。ただ仕事をしていると朝よりも仕事が終わり帰宅した後に症状が出る傾向があります。
つわりは精神的なことが影響します。「実家に帰ったら楽になった」「喧嘩していたパパと仲直りしたら楽になった」「入院したら症状が消えた」など人間関係や環境によっても症状が変わることがあります。
つわりは遺伝しないと考えられています。ただ母親の影響を強く受けて育ち、食べ物や仕事などの環境も似ているかもしれません。そういう意味で似たような「つわり」になる可能性はあります。
その傾向があります。妊娠や出産、つわりを1度経験している方がストレスや緊張が少ないからでしょう。ただ2回目に症状がひどくなったという場合もあり、そのあたりが不思議なところです。
「1日に5回以上吐く」「体重が5キロ以上減った」「水分をまったく受け付けない」などは妊娠悪阻の可能性が大でしょう。ただこれらの症状がなくても自分で耐え切れない辛さだと思ったら病院に行くべきです。
つわりとの境目には、あやふやな表現しかなく「生理的な範囲を超え病院での治療が必要なとき」を妊娠悪阻と言っています。
つわり自体が長く続くことは本来ないと考えられています。妊娠中期に入り子宮が大きくなると胃や内臓を圧迫するためにムカムカや吐き気を引き起こします。その症状をつわりと勘違いする場合も多いようです。