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妊娠4カ月、歯科検診で虫歯チェック

指を掴む赤ちゃん

妊娠週&出産カウントダウンの設定

妊娠4ヶ月に入って、つわり症状が治まったら、ママの出産準備を考え始めてみましょう。

本格的な虫歯治療は安定期に入ってからが安心ですが、その前に妊娠4ヶ月で歯科検診を済ませましょう。妊娠中は予定通りに通院することができない場合も多いので、安定期前に虫歯治療のスケジュールをたてると安心です。

妊娠初期の虫歯原因

妊娠初期の虫歯

妊娠初期は体調不良や、つわりで普段と異なる食生活になっていることも多く、気が付かないうちに口腔ケアがおろそかになります。歯磨きで吐き気をもよおす場合もあって、なかなかじっくり歯磨きできなかった妊婦さんもいるのでは?

つわり中は「炭酸飲料のスッキリ感が気持ちよく、口内の不快感を解消してくれる」と、好んで炭酸飲料を飲む妊婦さんがいます。

つわり中に炭酸飲料を好んでいた場合は、無糖の炭酸水なら虫歯につながる可能性は高くありません。心配なのはペットボトル飲料の清涼炭酸飲料と呼ばれている炭酸飲料です。

清涼炭酸飲料は糖分も高く、飲んだ後は歯磨きやうがいで口腔内を清潔にする必要があります。放置していると歯の表面に付着する虫歯菌が、糖を栄養にして増殖します。虫歯菌が増殖すれば、歯のトラブルも増えてしまいます。

さらに変えることのできない妊娠中の虫歯原因として、妊娠すると唾液がアルカリ性から酸性になりやすい点があります。酸性の口内は、虫歯になりやすい状況です。

通常は食事をすると口内が酸性になります。でも唾液が中和してアルカリ性に戻るように働きかけます。ところが妊娠すると、中和役の唾液まで酸性化してしまうのです。だから妊娠中は口内が虫歯になりやすい条件に傾いてしまいます。

つわりで少量ずつ何回にも分けた食事をしていた妊婦さんは、特に心配です。いちいち少量でも食事の度に歯磨きやケアをするべきですが、小分けした食事になるほどですから体調万全とはいかず、口腔ケアが足りない場合がい多いようです。

これらが妊娠初期で虫歯になってしまう原因です。妊娠前に虫歯の無かった人も、妊娠初期で虫歯になっている可能性があるということです。妊娠初期の終わりには、虫歯の治療計画がたっていると安心ですね。

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歯科検診を受ける時期

妊婦歯科検診は、安定期に入る直前の妊娠4ヶ月からがお勧めです。理由は、上記にも書きましたが妊娠初期に虫歯が発生しやすいことと、つわり中は体を倒して口を開けることも苦痛になりやすいことが挙げられます。

そして妊娠中の虫歯治療が安定期におすすめなので、その直前に妊婦歯科検診で治療計画や、口腔ケアのアドバイスをもらうことが効果的だからです。

妊婦歯科検診でわかること

妊婦歯科検診では、その場で治療が始まるわけではありません。妊婦さんの体調に合わせて、治療計画を決めます。進行度合いの低い初期虫歯なら、産後の治療まで現状維持のアドバイスをもらいます。

歯科検診に行ったらすぐに抜歯したり、その場で痛い治療を始めるわけではないので安心感をもって行ってください。逆に虫歯を放置していると、出産間近では治療内容が限られてしまったり、産後は赤ちゃんのお世話で通院できなくなり、もっと虫歯が重度になってしまいます。

妊婦歯科検診をうける場所

妊婦歯科検診を受ける場所は、通い慣れている歯医者さんで大丈夫です。本格的な治療は産後にする考えもあれば、安定期に集中して治療する考えもあります。最初に確認しておきましょう。

自治体によっては妊婦歯科検診のチケットを配布していたり、定められた場所で無料の妊婦歯科検診を行っている場合があります。まずは自治体で確認してください。

妊婦歯科検診の料金

妊婦歯科検診の料金は一定額に定められていません。自治体によっては、無料の妊婦歯科検診があるので確認してください。

一般診療で通い慣れている歯科にお願いする場合も、料金は治療がないぶん高額にはなりません。料金が気になる場合は、なおさら早めの歯科検診がおすすめです。虫歯を放置していると、結局は治療費がかさんでしまうからです。

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