妊娠4ヶ月(妊娠12週)にはいったら腰痛に気をつけてください。お腹がふくらみ始めたら、腰痛に悩む妊婦さんが急増します。妊娠中のお腹のふくらみと腰痛の関係を、わかりやすく説明します。
妊娠中は、1度腰痛になってしまうと長引きやすく、お産のときまで腰痛が出るケースがあります。いまのうちに妊婦の腰痛のメカニズムを知っておきましょう。
妊娠4ヶ月で腰痛になる原因は腰椎(ようつい)という、脊椎(せきつい)の1つが形を変えてまでして子宮や赤ちゃんを支えてくれます。ママの体は不思議なことに、お腹だけでなく体全体で赤ちゃんを守ろうと働くのです。
通常は腰椎は体のラインに沿うように、緩やかなカーブがあるだけです。カーブは体には出ない程度です。でも、妊婦の腰は明らかにカーブがあります。
お腹が大きくなると、ママはお腹を引っ込めるのではなく前に押し出すような体勢で立ちます。お腹を引っ込めるように立つと、前かがみの体勢になるので、前に出すような体勢で立ちます。
でも、お腹を前に押しだしたら真っすぐ直立できません。そこで、腰椎はお腹に添うように前にカーブを作って、お腹を押しだす姿勢を後方からサポートします。
今後もっとお腹が大きくなると、もっと腰椎は湾曲カーブを作って大きくなった子宮を支えようとします。そのぶん、腰には重さがのしかかるので腰痛が出やすくなります。
妊娠初期の腰痛の原因の全てが、この湾曲カーブではありませんが、腰痛になりやすい条件が妊娠4ヶ月頃から増えてしまうことは確かです。
妊娠12週に入ると、つわりが治まり始めます。同時に食欲がでてくると、今度は体重が増加しやすくなります。それがなくても子宮や羊水で4~6kgは増加するものなので、そのぶんを腰で支えることになります。
妊娠中はお腹を圧迫しない体勢で眠ります。横向きか、仰向けで眠ることになりますが、仰向けで寝る場合は腰椎(ようつい)が大きくなった子宮全体を支えることになります。
妊娠4ヶ月のお腹のふくらみは、わずかですが子宮は乳幼児の頭1つ分程度に大きくなっています。これを腰椎だけで支えるとなると、就寝中といっても負担はかかります。
ちょうど、腰椎がハンモックのように眠っている子宮を支えていると考えてください。時々、就寝時に腰痛を感じたら横向きに寝返るなど、体勢を変えてみましょう。
妊娠4ヶ月から腰痛に悩み始めたら、今後も臨月まで疲れると腰痛になりやすいと考えてください。こうした腰痛をサポートするのは妊婦帯とは別の、「とこちゃんベルト」という骨盤矯正のベルトがおすすめです。
妊婦帯は大きくなったお腹を保護して温めるものですが、とこちゃんベルトは妊娠で歪みやすい骨盤を正しい位置に整えます。その結果、腰の腰椎の位置もずれないように予防できるので腰痛対策に効果を発揮します。
もしも、妊娠初期から腰痛に悩んでいるようなら腹帯をする前に、とこちゃんベルトを試してください。とこちゃんベルトは締め付けるタイプではありません。しゃがんだり、動きに妨げを作りません。もちろんマタニティインナーや腹帯との併用もできるので長く使用できます。
ちなみ産後の骨盤矯正にもひき続き使用できるので、使用者は妊婦だけではありません。産後の腰痛予防にも活用してください。
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妊娠4ヶ月はまだ妊娠初期段階です。腰痛予防のヨガやストレッチは、あと1ヶ月くらい我慢してください。
運動はできませんが、体を冷やさない生活が大切です。入浴で体を温めたり、冷えないように心掛けて血流をよくしてください。
リンパマッサージは腕や首など、他の部位でも控えてください。慣れていないとマッサージ後に吐き気や、だるい気分が続きます。