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妊婦検診に行きたくない

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妊娠週&出産カウントダウンの設定

11~27週までの妊娠期間は、月に1回妊婦検診に行きます。妊娠12週が妊娠4ヶ月の1週目にあたるので、e-妊娠では妊娠4ヶ月から妊婦検診のスケジュールを月1回に変更されると考え、月単位のスケジュールを考える上でわかりやすいように説明しています。

驚くことに、たった1ヶ月で赤ちゃんはめまぐるしく成長しています。毎月新しい発見ができるのも楽しみの1つですが、毎月の妊婦検診をおろそかにしている人もいるようです。なかには安定期は大丈夫だと何ヶ月も空ける人も。

妊娠4ヶ月ではお腹が出ていない人が沢山いるので、妊婦検診に行こうという気持ちになりにくいのかもしれませんが、必ず妊婦検診を受けることをお勧めします。

「お腹も大きくなっていないんだから、まだ大丈夫でしょう」なんて、たかをくくらないでください。つわりが治まっても、まだ赤ちゃんの発育が未完成で、ママや医師のサポートが必要なのです。

妊娠4ヶ月から始まる月1回の妊婦検診、「こんな時は行かなくていい?」という疑問や、どうして月1回の検診を勧めるのか、わかりやすく説明します。これから毎月続くことなので、悩んだら参考にして下さい。

体調が悪くて検診に行けない

つわり

妊娠4ヶ月でつわりが落ち着く人がいるものの、まだまだ臭いに敏感だったり、疲労が消えない、できれば横になっていたいという人もいます。

絶対に無理はしないでください。ただ、妊娠中のつわりは人それぞれで、いつ終わるのかも予測できません。体調が悪いからと何ヶ月も妊婦検診を後回しにしておくのは、ちょっと心配です。

妊婦検診では、お腹を肌の上から触っただけではわからない赤ちゃんの健康状態を知ることができます。逆に検診をおろそかにしていると、不正出血や赤ちゃんの命に関わる事態が初期段階で発見できません。

もしも、体調が悪くて妊婦検診に行けないようなら電話で相談してください。気になる症状や痛みがある場合は必ず報告して、指示に従ってください。

医師から診察の必要があると判断された場合は、検診を受けてください。もしも病院が遠くて移動ができない時は、近くの産婦人科を紹介してもらいましょう。

移動は無理せず、タクシーを使うことも考えて下さい。体調が悪い時の車の運転は、注意力が足りないので危険です。家の車を使用する時は、誰かに運転してもらいます。

参考:e-妊娠「妊娠初期の運転」・・妊婦が運転する場合の危険性や、気をつけてほしいポイントをわかりやすく解説しています。

お腹が張って外出したくない

妊娠4ヶ月頃からお腹が張る原因の1つは、子宮が大きくなることです。今まで小さかった子宮は、赤ちゃんの成長とともに大きくなります。

ママの体は子宮が大きくなれば、お腹も膨らむので肌面積が広がります。広がったぶん皮膚が伸ばされ、それが「張っている」状態でもあります。

特に細身体型の妊婦は、お腹のふくらみで皮膚が引っ張られやすいようです。ちょっと違和感があるので、最初は慣れずに気になってしまうものです。

皮膚の変化による張りは、やがて慣れますが、心配なのはお腹の中全体が硬く張っている時です。無理せず安静に休む時間が必要です。この場合は医師に相談したほうが安心できる場合もあります。

出血を伴う張りは、予約に関係なく診察をお願いしてください。

健康だから今月は行かなくていい?

妊娠4ヶ月になると、つわりや体調不良も落ち着きはじめます。それまで吐き気や食事もままならない状態だった場合は、つわりが治まると、急に健康に戻ったような感覚になる人もいるでしょう。

体調の変化はつわりや気分の悪さ、だるい気分だけではありません。「つわりが終わって、体調も良いから妊婦検診も問題ないだろう」と勝手な憶測をしないように気を付けましょう。

妊婦検診

妊婦検診では、塩分を摂りすぎていないか・糖が出ていないか・足がむくんでいないか等、色々なチェックポイントがあります。ママ自身が気にしていなかった足のむくみが妊娠中毒の初期症状になることもあります。医師の目でも健康をチェックしてもらいましょう。

健康でも体重増加には気をつけなければいけません。体重増加の許容範囲は人それぞれです。検診に行く方が、人に気をつけることができます。

検診費用を節約したい

妊娠初期で、ふと考えてしまうのが妊婦検診の費用です。出産間近は2週間おき、1週間おきと頻繁な通院スケジュールになります。通院のたびに交通費や検診費用を考えると出産までにバカにならない金額がかかると考えてしまいます。特に初診は1万円する場合もざらです。

病院に行く時は保険証を使って負担額を減らすことのできる保険診療と、保険を使用することなく受診する自由診療があります。妊婦検診は自由診療だから、1回の診察料金が高くて検診離れが進んでしまいました。

でも、各自治体によって異なるものの妊婦検診の補助券が配布されています。この補助券を使用すれば検診費用は節約できます。補助券の適用される範囲内の検査に活用してください。

産婦人科が怖い

妊娠初期では内診で医師の手や器具を使用して、子宮のかたさや大きさを確認します。妊婦にも赤ちゃんにも大切な情報になります。

妊娠初期は内診が苦手な妊婦さんが沢山います。内診が嫌になると、妊娠初期の妊婦検診はストレスが溜まるばかりで、行きたくなくなってしまいます。

でも、婦人科の検診に慣れていない人にとっては妊娠初期の内診ほど緊張するものはありません。特に超音波検査(エコー)は1度で慣れてしまう人、割り切ってしまえる人は良いものの、毎回緊張してしまう人もいます。

膣鏡

妊婦検診のエコーには経膣エコー(けいちつえこー)と経腹エコー(けいふくえこー)があります。経腹エコーはお腹の上からあてるだけで、お腹が大きくなると経膣エコーから経腹エコーに切り替わります。ただ、その時期は人それぞれです。

膣鏡(クスコ)という膣に挿入して開いて、膣や子宮の状態を見る道具も敬遠されがちです。このように妊娠初期は、内診に嫌悪感を抱くことが多くあります。緊張して気分が悪くなったら、すぐに医師に伝えてください。

妊娠4ヶ月は「妊娠初期」と呼ばれる期間の最後の1ヶ月です。あと少しだけ頑張りましょう。

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