妊娠12週以降22週未満の流産のことを中期流産と言います。妊娠12週未満の流産を初期流産といい、逆に妊娠22週以降は流産ではなく死産と定義されます。
流産が起こる1番の原因は染色体異常で、そのほとんど(90%程度)は初期流産(妊娠12週未満)に起こります。中期流産の確率は全体でも5〜10%程度ですが、その分ショックはとても大きくなってしまいます。
中期流産は初期流産に比べて、ママ側に原因があることも多いようです。健診で原因がわかっていれば、治療で予防できる可能性があります。またママ側の原因には習慣流産を引き起こすものがあるので、早めの発見と治療が必要になります。
妊娠初期の着床時期に子宮筋腫があると、妊娠しにくかったり初期流産の可能性があります。妊娠12週以降のこの時期になると、今度は筋腫が大きくなり、胎のうを圧迫して赤ちゃんを押し出してしまう事があるようです。
子宮の形が生まれつき問題ある人です。単頸双角子宮、単角子宮、双頸双角子宮、中隔子宮などがあります。治療は子宮鏡、腹腔鏡手術などが行われます。
本来は体外からの異物を拒否するために作られる抗体が、何故か自分の細胞を攻撃してしまう病気。(抗リン脂質抗体症候群)
通常は閉じていなければならない子宮口が開いてしまって、赤ちゃんが流れ出てしまう。早めに分かっていれば、子宮口を縛って流産を防ぐ事が可能です。
今まで運動していなかった人が急に激しい運動をしたり、無理な体勢で長時間いたりすると、おなかが張り子宮が収縮して陣痛が起きてしまう事があります。マタニティスポーツを始めるときは必ず医師の指導を受けましょう。
妊娠初期よりは少ないですが染色体異常、心不全などが原因で、防ぎようがない流産も起こります。
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