つわりの終わるときの症状や、終わりかたをパターン分けして紹介します。妊娠中のつわりの終わり方に決まりはありません。ストレスを溜めずにリラックスして、安定期まで頑張りましょう。
妊娠中のつわりの終わりかたで最も多くみられるのが、ゆっくりフェードアウトするタイプです。「そういえば最近、つわりがラクになった」と、漠然とつわりの終わりを感じます。
今まで悩んでいた症状別に、つわりがゆっくりフェードアウトした時の注意点を紹介します。当てはまる人は参考にしてください。
すぐには治まりませんが回数やだるさが軽減されていけば、精神的にもラクになります。嘔吐が多かった時期は、出掛けるにも気疲れが多く、常に気を張っている状況もあったと思います。
回数や、こみ上げるものが減ってきたら胃に優しい食事から妊婦生活を再スタートです。一気に食生活を戻すと胃に負担がかかり、また嘔吐する場合があります。
ご飯の炊けるにおいや湯気で日常生活に支障があった妊婦さんは、やっと料理や食事・入浴も気にせずできるようになってきます。
ただし、特定のにおいに敏感まったり不快感を感じる症状は今後も続くことがあります。一度嫌な思いをしたにおいに、すぐには慣れないことがあるからです。
だんだん通常通りの睡眠時間に戻ります。でも妊娠中は疲れやすく、ホルモンバランスも変わるので眠りやすいことに変わりはありません。
妊娠後期には大きくなった子宮が胃を圧迫して不眠になることもあるので、眠れる時は眠っておこうと考えても大丈夫です。
理由ははっきりしないけど体が重くてだるかった妊婦さんは、徐々に活動的な生活に戻ります。
安定期は妊婦生活の中でも過ごしやすい期間です。ウォーキングやマタニティスイミング等で運動できなかった体をほぐしてください。ただし運動し過ぎ、お出掛けし過ぎには注意しましょう。
1つ1つの症状は酷くはなかったけれど、つわり期を通して出産が怖くなった人は、安定期に入る頃には赤ちゃんもしっかり成長して初期流産の心配もなくなります。つわり期を乗り越えたことで自信を持ってください。
妊娠本やサイトでは安定期にはつわりが治まると説明されていることが多いかもしれませんが、つわり症状が十人十色なように、終わるタイミングも人それぞれです。
なかには、症状がラクになっただけで完全に終わらずダラダラ継続してしまうパターンもあります。よく、「ダイエットが趣味」になってしまう人がいますが、妊婦の場合つわりがそれに当たります。
つわり中に、今まで好きだった食べものが急に嫌いになってしまうことがあります。もしも、ダラダラ継続タイプのつわりになった場合、嗜好の変化もそのまま続くことが多いです。
糖や塩分の摂りすぎにならなければ、好きなものを優先的に食べて大丈夫です。つわり中に人気の炭酸飲料の飲みすぎや、アイスの食べ過ぎには気をつけましょう。
食べづわりと呼ばれる、何かを食べていると不快症状が治まるつわりだった場合、常に何かを食べるクセがついたかもしれません。
つわり症状が治まったら、徐々に普通の食事回数や食事量に戻します。クセがついている場合は、塩分や糖分の摂り過ぎが心配です。
頭痛はストレスからくるものもありますが、つわり症状の頭痛は逆にストレスを増やします。車の運転をする場合は、集中力が保ちにくいのが心配です。
ラクになったとはいえ頭痛が継続中の場合は、妊婦検診で相談してください。市販の薬は妊婦には向かないので自己判断は危険です。
酷かったつわりが急にスパッと終わった時は、とても嬉しいものです。でも酷かった症状が急になくなった理由も気になります。
例えば、妊娠が継続できない場合は、つわりも終わります。もし不安がある場合は病院で診察をお願いするのもいいでしょう。そしてエコーで赤ちゃんの元気な姿を見れば、つわりが終わった体調に加えて気持ちの面でも軽快になるはずです。
つわりが問題なく終了できた場合でも、「急に体に無理をさせないように」ということも付け加えておきます。