妊娠中のつわり症状をどんなに説明しても、理解してもらえない時はどうする?つわり期を周囲に理解してもらえない気持ちや、サポートしてもらえない時の対処法を考えました。視点を変えて、つわりを乗り切りましょう。
つわり症状でだるくなったり、約束をドタキャンしたり、仕事に集中できない時などは周囲に迷惑をかけてしまいます。つわりを自分でコントロールできないとはいえ、申し訳ない気持ちや焦りが募ってしまいます。
周囲の反応を気にするあまり、妊婦である自分の立ち振る舞いが、周囲の目を気にした動きになってしまうのが心配です。
確かに妊娠中は周囲ののサポートが本当にありがたく感じる時です。でも、だからって周囲のためにつわりを乗り切るわけではありません。ママがつわりを乗り切るのは、お腹の赤ちゃんのためだということを忘れないでください。
理解してもらえずに無理をして仕事量が負担になったり、人づきあいが大変な時は、お腹の赤ちゃんがどんな状態でいたいのか考えてみましょう。
もしも周囲が理解してくれなかったら、お腹の赤ちゃんの気持ちだけを考えて過ごしてみましょう。不要な気遣いやストレスを排除するのも、つわりを乗り切るコツの1つです。
妊娠中のつわり期は、自分と赤ちゃんの体調を考えて、仕事量や行動が慎重になってしまいます。理解してくれない人の中には「妊娠したら仕事をしなくなった」「妊娠を理由に簡単な仕事や時間の融通を利かせなくなった」なんて思う人もいます。
そんな意見を聞くと、「お腹も膨らんでいないし妊娠前と同じ量をこなそう」と頑張る妊婦さんもいます。周囲との調和を大切にするほど、妊娠初期のつわりで我慢する場面も増える傾向にあるのです。
でも、ちょっと落ち着いて考えてみましょう。つわりや妊娠は病気というカテゴリーに入らないと言われていますが、実際は病気のときと同様に無理は禁物・医師の適切な指導に従う・健康に留意するなど同じような注意点が沢山あります。
だから病気じゃないけど、自分の体をいたわるべき時期だと考えてください。もしも無理をしたら、妊娠中毒や早期破水など本当に入院が必要な場合だってあるんです。
つわり期間中は、つわりによる疲労やストレスが上手に伝わらずに、さらに嫌な思いをすることもあると思います。
でも、実際につわりの辛さは、いま経験している妊婦本人にしか解らないことが沢山あります。これを全部理解するのは、相手によっては不可能なことかもしれません。
どうしても伝わらない時は「相手は今つわりじゃないから、わからないんだ」と判断してしまうのも1つの手段です。
「今つわり症状を理解してもらうことは不可能だ」と考えるのです。たまたま理解してくれる人がそばにいなかっただけで、つわりを理解してくれる人は沢山いるのですから。
つわり中は、なるべく自分のつわり症状が軽減されることを優先してください。周囲に気遣ったり、理解してもらえないことに悩みすぎると、ストレスでもっと体調不良になることが心配です。
つわりは妊娠中だけの期間限定だから、時には自分優先で大丈夫。「今は、わかってもらえなくても仕方ない!」と割りきって、つわり生活を乗り切ってください。
どうしてこんなに周囲に理解されずに、つわり症状に苦しまないといけないのかと悲しくなることがあります。こうした状況を乗り越えるのはママ自身のためでもありますが、赤ちゃんの成長のためでもあります。
妊娠中の体内の変化は、お産に向けて体が準備していると同時に、赤ちゃんが成長しているサインでもあります。つわりはママひとりじゃなくて、赤ちゃんと一緒に乗りきっていくものです。