妊娠中のつわりは、短期間でも仕事に影響を与える場合があります。仕事中のつわり症状で困ることや、周囲に勘違いされやすい症状、気を付けたい点をわかりやすく解説します。
妊娠初期のつわりでは、TPOに関係なく眠気がおそってくる時間帯があります。ちょっと不思議ですが、この眠気は我慢したりコントロールできない程に眠くなるケースがあります。
例えば昼食後に急に眠気が強くなって、30分間だけ熟睡するとスッキリ目が覚めて不快症状がなくなる妊婦さんもいます。これは睡眠不足と関係なく、妊娠でおこる変化なので、我慢するよりも休息を選んだほうが負担が少なくなるケースです。
もしも眠気が強くなる時間帯が決まっているときは、あらかじめシフトをずらしたり勤務時間の調節ができないか相談してください。眠気が強くなることをわかっていて、仕事に支障が出ると周囲に迷惑をかけることが心配です。
眠気の強くなる時間帯に、昼食や休憩時間を組み込むのもおすすめです。というのも、妊娠初期は体型変化が目立たないので、妊娠を知らない人がみたら「仕事中の居眠り」と勘違いされてしまいます。
また、眠気が強いときは車や自転車の運転も危険です。乗り物の運転に関しては、今後も妊娠出産で困難になる時期があるので、早めに雇用者に伝えて勤務内容を見直してください。
つわり中の短期間の症状とは言え、仕事中の眠気は不要な誤解や失敗の原因にもなります、我慢せずに相談することで周囲につわり症状を伝えてください。
つわり症状は人それぞれ目立つ症状が異なります。嘔吐や不快感で口を押さえたくなるような症状、トイレに駆け込むような症状が急に起こる妊婦さんもいます。
特に臭いに敏感になる妊婦さんが多く、炊きたてのご飯の臭いをかいだだけで気持ち悪くなってしまうケースはよくあります。マスクをすると少し防ぐことができます。
食品を扱う仕事をする場合は衛生面や、急に不快症状がでて場を離れることで周囲に迷惑をかけないか、客観的に考えてください。
また嘔吐症状が激しい場合は、突然席を外したり、相手を残してトイレに駆け込むことも考えられます。一時的な症状とはいえ、不要な誤解を受けないようにしたいものです。
激しい嘔吐症状が治まるまで、立ち仕事や接客は休息を充分にとるか、一時的に事務作業に替えることができるか仕事内容や雇用主に相談してください。
つわり症状の中でも、最も勘違いされやすいのが疲労と倦怠感です。仕事で疲れたのではなく、つわり症状で疲れているので体力消耗が目立って、だるそうに見えたりやる気が少ないと勘違いされます。
ただ、逆に無理をしてつわり症状を隠して笑顔でいることが、ストレスになることも心配です。つらい気持ちや疲労が顔に出ると、仕事の評価が変わったり周囲にも影響がでるからと無理をし過ぎないでください。
疲労や倦怠感を我慢し続けると、つわり症状をさらに強く感じたり、貧血やお腹が張りやすくなる傾向があります。我慢するよりは疲労や倦怠感を解消したり、治まるまでの仕事量を調節する方向で考えてください。
仕事中のつわり症状は、毎日疲れるものですが、簡単に仕事を休んだり辞めることができない現実もあります。
その場にならないとわからない症状で急に休んだり、休憩することで仕事仲間に迷惑をかけたり評価がさがると無理をしたくなりますが、つわりに関しては無理をしないでほしいです。
つわり症状の多くは薬で解決できず、対処療法で乗り切るしかありません。だから無理をすると、もっともっと妊婦の体や赤ちゃんに負担がかかります。
妊娠中も仕事を続ける場合は、多少の我慢は必要になるかもしれませんが、絶対にフラフラになるまで我慢することのないように自分自身も大切にしましょう。
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