育児グッズは妊娠中に揃えるべき?新生児に身近な育児グッズの必要度と選ぶときのポイントをわかりやすく紹介。
哺乳瓶(ほにゅうびん)は多くの家庭で準備します。母乳育児でもお風呂上りの白湯や、離乳食の果汁を飲ませるときに使います。新生児や低月齢の赤ちゃんには容量が少ないタイプがおすすめです。家庭では汚れが落ちやすく冷ましやすいガラス製が便利です。
選ぶときのポイントは、赤ちゃんが口に含むニプルです。耐熱性のある無臭のシリコン、ママの乳首の感触に似ているけれど熱に弱い天然ゴム、2つの中間で弾力のあるインプレンゴムがあります。飲み口のカットで、簡単に出るタイプと吸う力で変化するタイプがあります。
妊娠中に各メーカーの特徴を調べておいて、最初は新生児~3ヶ月の使用を目的に選んでみましょう。赤ちゃんの口に合わない場合もあるので、まずは1本購入して試すことをおすすめします。
粉ミルクは母乳に近い成分で作られているので、母乳が足りないときや、ママの体調不良で授乳できないときに便利です。粉ミルクの成分や配合は法律によって決められていますが、バランス調整はメーカーで異なるので好みが出ます。産院で飲ませた場合、問題なく飲んでいれば退院後も同じ粉ミルクは安心です。産後に購入しても間に合うでしょう。
粉ミルクは800~900g程度の缶入りをよく見かけますが、はじめは小缶や1回ずつのスティックタイプやキューブタイプで試します。ちなみに自己判断で味を濃くしたり薄めたりすることは、赤ちゃんの胃腸に負担をかけるので厳禁です。
哺乳瓶の消毒グッズは、哺乳瓶をつかったらすぐに必要になるので妊娠中から探して購入してもよいでしょう。選ぶときのポイントは、自分が扱いやすいものです。
哺乳瓶の消毒は大きく分けて、つけ置き消毒と電子レンジの加熱消毒があります。つけおきタイプは哺乳瓶だけではなく離乳食の食器やおもちゃの消毒もできます。育児グッズをまとめて消毒したいなら、これ1つで済んで便利です。
電子レンジで加熱タイプは5分程度の加熱で簡単に消毒できて、そのまま保管ケースになる容器もあります。毎日は使わない、1日の使用本数が少ないときは手軽です。
哺乳瓶は、瓶底までしっかり洗うことができる専用ブラシがおすすめです。柄の途中で角度がついているとクルクル回しやすいので便利です。
哺乳瓶用ブラシを選ぶときのポイントは、哺乳瓶の材質に合わせることです。ガラスの哺乳瓶ならナイロンでもスポンジでも大丈夫です。プラスチックの哺乳瓶はナイロンで内部に擦り傷がつくことがあるので、スポンジタイプが安心です。妊娠中でも産後でも、哺乳瓶と一緒に購入するとわかりやすいです。
調乳ポットは粉ミルクを調乳するのに適した温度で保温するので、すぐにミルクが調乳できる便利グッズです。新生児のうちは授乳回数が多くて頻繁なので、調乳が必要な家庭では便利です。でも母乳メインで、あまり調乳する回数がない家庭では、新生児期の必須アイテムになりません。
調乳ポットを選ぶときのポイントは、授乳スタイルによります。妊娠前に購入しておけば安心ですが、わからないときは産後の授乳状況をみてから購入を検討しても良いでしょう。
ベビーバスは赤ちゃんを適温で沐浴(もくよく)させるお風呂です。赤ちゃんの首を支えながら体を洗えるように、カーブがついています。赤ちゃんが退院したらすぐに使うことになるので、購入しておくと安心です。
ベビーバスを選ぶときのポイントは、どこで沐浴させるかで決まります。キッチンのシンクでママが立った状態で沐浴させるなら、シンクのサイズを確認します。お湯を抜く栓がついていると片付けも便利です。
ベビーバスを床において沐浴するなら、しっかり固定できて持ち運びしやすいタイプを選びます。迷ったら出産後、実際に産院で沐浴を経験してから決めましょう。ただし粉ミルクやおむつのように薬局で売っていない場合もあるので、産後すぐに購入するなら購入先のめどをつけておくか、入院中に注文することをおすすめします。
赤ちゃんの育児グッズは、妊娠中にすべてを揃えなくても大丈夫です。産院で性別がわかってから、カタログや雑誌をみてネット注文する人もいます。
退院して家に帰ったときに、すぐ必要なものは授乳グッズ(哺乳瓶・粉ミルク・消毒)とおむつです。必ず使うものを優先的に購入して、調乳ポットなどあったら便利なグッズは、実際にお世話してみて必要性を考えてからでも大丈夫です。