これからパパになるプレパパが気楽に楽しく読めて、わかりやすく妊娠や出産を知ることのできる本を紹介します。実際に読んだ感想も書いています。
妊娠や出産にまつわる用語には、読み仮名がないと読めないような漢字や聞いたこともない単語が沢山あります。難しいと感じたらプレパパ生活に役立つ情報を得ることも苦痛になります。難易度にこだわらず、ストレスフリーで楽しく読めそうな本を選んでみましょう。
読み終えるのに時間がかかる本は、最初の1冊には不向きです。時間ばかりかかって、いつのまにか出産期になってしまいます。気楽に読み終えることのできる本を、最初の1冊に選んでみましょう。
「嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」は関西の男性産科医、荻田和秀さんが書いた本です。テレビドラマにもなった「コウノドリ」という漫画の主人公のモデルになった医師でもあります。プレパパ向けですが夫婦で読む家庭が多いのではないでしょうか。
はじめての妊娠や出産を目の当たりにすると、周囲の言葉や情報がすべて気になって頭がいっぱいいっぱいになったり、どうやって力になって支えるべきかわからないプレパパも多いはずです。
この本は大切なポイントや、忘れてはいけないこともしっかり書き留めてあるうえで、「パパもそんなに力まなくても大丈夫」と言われているような気分になります。
関西弁も織り交ぜて堅苦しくない文章が多く、妊娠や出産の本に難しいイメージを持っている男性でも読みやすい文章です。教科書のような妊娠本を読み切れない、聞きなれない単語の連発で現実味がないと感じる人におすすめの1冊です。
(楽天)「男が育休をとってわかったこと」は皮膚科医の男性、池田大志さんが書いた本です。育児休業制度が推奨されても、その後の仕事環境や周囲への配慮を考えると育児休業がとれずにいるパパが多いのも現状です。この本は実際に育児休業をとってみてわかったことをメリットもデメリットも含めて書いてあります。
イクメンになりたいけれど育児休業をとったあとはどうするのかわからないプレパパや、育児休業をとったパパの体験談を知りたい人におすすめです。皮膚科医ならではのアトピー対策のスキンケアはパパとママで読むと参考になります。
個人的には公園デビューの体験談が面白かったです。パパだって育児ノイローゼになることもあるとわかります。スキンケアの実践方法もさることながら半年間の育児休業を取得した流れに興味がわきました。
(楽天)「出産・育児ママのトリセツ」はご自身の育児経験や心理学の知識をもとに子育て支援を続けている山本ユキコさんが書いた本です。妊娠中だけではなく産後1年ほどの内容も含まれた子育て夫婦あるある本です。
ママがイライラする理由や、妊娠によって変化することがいまいちわからないパパに読んでほしい1冊ですが、ママが購入して先に読んで共感している家庭も多いです。イラストも多いので読書が苦手な人も気楽に読み進めることができます。
個人的には妊娠初期のイライラを「ブチギレ妊婦」と呼んでいることに共感しました。タイトルからパパ向けの本かと思いきや、ママが読んでも「妊娠あるある」が沢山みつかります。
(楽天)「ヨチヨチ父 とまどう日々」はイラストレーター、絵本作家のヨシタケシンスケさんが経験談をもとに書いたイラストエッセイです。妊娠や出産の知識を知る前に、イラストエッセイで軽く妊娠・出産の世界をのぞいてみたいプレパパにおすすめです。
個人的な感想としてはヨシタケシンスケさんの絵本はイラストがかわいく、大人も楽しめる作品ばかりなので「ヨチヨチ父 とまどう日々」も笑いながら読みました。色合いがやさしいのも印象的です。
妊娠すると妊娠用語や月別変化など勉強に近い情報収集が増えますが、最後まで読むのは大変だと感じているパパもいます。この本は難しい単語などはありません。プレパパが共感できるとまどいや、ひそかに考えていることがわかる1冊です。
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