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花粉症、目のかゆみと充血対策

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花粉症の目の異常は、我慢できない痒みや充血、まぶたの腫れが特徴です。その為、普段からコンタクトレンズを常用している人は、花粉症の症状がでている時は眼鏡に切り替えることも必要です。特に目の症状は赤みや腫れ等、外見的にも気になるものです。予防とともに、症状を緩和する簡単な方法を紹介します。

目のかゆみ対策

目の痒み

花粉症による目の痒みは、軽くこするだけでは治まらないほど強く、つい強くこすって目の周囲の皮膚を傷つけてしまいがちです。女性は外出先ではメイクが気になって痒みを我慢したくなりますが、アレルギー反応を起こした痒みは我慢できるものではありません。

そもそも、目が痒くなるのは花粉が目に付着するからです。目は涙や分泌液によって保護されているので湿っていて、余計に花粉が付きやすいのも原因の1つです。ですから単純に、花粉が目に入らなければかなり症状は予防できます。

花粉症による目の症状を緩和する為には、普段から目の清潔を考えることが大切です。継続して気を付けることが大切なので、自分の生活に取り入れやすいことから始めましょう。

洗顔と目の洗浄

目に花粉が付かないように気を付けるには、先ずは顔の表面に花粉を付着させたままにしないことです。ぬるま湯で優しく肌表面の汚れを落とします。妊娠中は肌が普段以上に敏感になることもあるので、洗顔フォームや石鹸にも気を付けてください。

よく冷水で洗顔すると肌が引き締まると聞きますが、花粉を落とす目的なら冷水ではなくても大丈夫です。逆に頻繁に洗顔することで肌表面の潤いが足りなくなる恐れもあるので、自分の肌に負担のない洗顔を考えてみてください。

手洗いと同じように起床時や、外出先からの帰宅後に行うことがベストです。しかし、日中はメイクもしているのでなかなか洗顔をこまめにすることは困難です。しかし、目元だけでも簡単にウェットティッシュで叩いたりして花粉が顔に停滞しないようにしましょう。

目は市販の目の洗浄薬などを利用して、清潔を保つことができます。特に外出先からの帰宅後や、起床時、就寝時は目がゴロゴロしたり違和感を感じがちです。洗顔やコンタクトレンズの装着とセットで行うと忘れません。

ただ、洗浄薬を使用する場合は手洗いうがいと違って、洗えば洗う程に良いというわけではありません。洗浄のしすぎで眼球を保護している潤いが足りなくなる可能性もあります。目に負担をかけないように指定された回数を守りましょう。また、目に対する刺激を考えて、水道水での洗浄はプール上がりなど一時的な利用に留めておきます。

眼鏡や花粉症専用のゴーグル

花粉が目に直接侵入しないためには、コンタクトレンズよりも眼鏡が有効です。普段コンタクトレンズを使用している場合は、花粉症の症状が出やすい時期だけ眼鏡を併用すると症状も和らぎます。

花粉症の症状が目に出やすい人は、外出先で急に痒みや目の違和感を感じることも考えられます。特に妊娠中は足元が見えなくなると危険です、コンタクトレンズが使用できない場合はどうするかを考えてみましょう。

コンタクトレンズを装着して外出する際は、だて眼鏡やサングラスを併用すると更に予防できます。仕事等コンタクトレンズの方が都合のよい場合は、その上にだて眼鏡をかけるだけでも症状が和らぎます。

しかし、だて眼鏡やサングラスは正面からの風邪や花粉は防ぐことができますが、空気中を浮遊している花粉は横からも侵入してきます。その際は顔のラインに沿って保護できる花粉症専用の眼鏡が効果的です。自転車をこぐ時や風邪を受けやすい状況では、眼鏡よりもはるかに効果が期待できます。

目を保護できても、レンズ表面には花粉が付着してしまいます。活用する眼鏡をこまめに洗浄することも忘れないでください。

コンタクトレンズ装着は慎重に

コンタクトレンズの装着は花粉症の時期にトラブルを起こしやすく、鼻水くしゃみといった他の症状よりも重症化する危険が高いので注意しましょう。コンタクトレンズ自体は眼球を保護していますが、同時に、装着時に痒さから目をこすったり触ることで眼球に傷を付ける危険もあるのです。

また、花粉が多く飛散する日はコンタクトレンズにも花粉が付着しています。定められた装着時間を守って、毎日の洗浄、清潔な保存液での保管を心がけましょう。目に症状が出やすい時は使い捨て1日タイプのコンタクトレンズが清潔で便利です。

もしも、目がしょぼしょぼしたり、ゴロゴロして違和感を感じた時はコンタクトの装着にも気を付けてください。眼球に異常のある状態でコンタクトを装着して、更に症状が悪化する恐れがあります。

花粉のつきにくいヘアスタイル

マスクや眼鏡で顔にかかる花粉は防御しますが、意外にも髪への配慮は忘れがちです。髪は花粉が付いてもシャンプーするまでそのままになることが多く、花粉の停滞しやすい場所です。外出時は花粉を停滞させないように帽子を被ったり、コンパクトにまとめましょう。

日中はこまめにブラッシングすることが良いのですが、外出先ではなかなか実行できない時もあります。室内に入る時や、車に乗る時に軽く髪をすくだけでも表面の花粉を落とすことができます。

また、花粉は静電気の起きやすい場所に寄ってきます。静電気のおきないようにスプレーやワックスで、髪を落ち着かせることも効果的です。濡れたままの髪にも花粉は付きます、シャンプー後は完全に乾かしてから外出しましょう。

妊娠中はつわりで美容室に行けない時期もありますが、軽く束ねたり前髪がかからないように気を付けるだけでも花粉が目に入らない予防策になります。

目薬で花粉症対策

目薬は花粉のついた眼球を洗い流し、同時に目を潤す役割があります。正しい用法用量を守れば外出時の目の違和感にも対応できます。

使用の際には、その目薬がコンタクトレンズを装着していても使用できるのか注意してください。メーカーや商品によってはコンタクトレンズを潤す目的の目薬もあれば、コンタクトレンズを外した後のケアを目的とする目薬があります。

目薬は局所的に効果を期待するものですが、妊娠中は花粉症対策で市販の目薬を使用する際も主治医に確認しましょう。眼科でも妊娠していることを伝えてください。

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