←こんな基礎体温表を簡単作成。自分の基礎体温と妊娠した人たちとのシンクロ検索が可能
・血液検査(プロラクチン、甲状腺ホルモン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン等)生理3日目に測定。すべて正常範囲内。
・精液検査(精液量、精子濃度、運動精子濃度、運動率、奇形率等)。運動率が40%と軽度の精子無力症と診断される。
・クラミジア検査、陰性。
・卵管造営検査、異常なし。
・抗精子抗体試験、陰性。
結婚と同時に組織変更で仕事が超多忙となり、体を壊してしまいました。精神的にも疲れ果て、体重は4キロも減り、家庭と仕事を両立する事が難しくなり、長年勤めていた会社を退職しました。
旦那さんは子供が大好きで、早く子作りしたかったみたいです。3ヶ月間は排卵検査薬でタイミングをとりましたが撃沈。
近くの婦人科で血液検査をしてもらいましたが異常はなし。しばらくタイミングを見るために通院するように言われましたが、妊婦さんも通院される病院なので、妊娠できない自分が悲しくなり、すぐに不妊専門病院に転院しました。
旦那さんはとても協力的で、精液検査も嫌がらずに行ってくれました。結果は軽度の精子無力症。そこで八味地黄丸という漢方を処方してもらい、旦那さんに飲んでもらうことになりました。私は血液検査の結果も、卵管造営検査の結果も異常が無いとの事でしたので、しばらくタイミング療法をすることになりました。
毎月、排卵日あたりに卵胞チェックに行き、20ミリに達していたら排卵誘発剤を注射し、翌日にタイミングをとってルトラールという黄体ホルモンの薬を飲むという方法です。
最初は、子供ができるという期待でわくわくしながら通院していましたが、3ヶ月たったころから本当にこの療法で出来るのかなと不安になってきました。
なぜなら、先生に、「タイミング療法を半年続けて出来なかったら人工授精にステップアップしましょう」と言われたからです。なんだか病院の金儲けのように聞こえてしまいました。
そこで通院を一旦ストップし、不妊を専門とする漢方薬局に通うことにしました。基礎体温表を見てもらうと、これじゃあ 妊娠はできません!とはっきり言われました。病院では一言もそんな事言われませんでしたが、私の体は東洋医学的に見ればボロボロでした。
まず、基礎体温の低温期が平均36.7度と高すぎること。そして低温期が11日と短すぎること。低血圧の冷え性で胃も弱く、長年の仕事のストレスから開放されたものの、疲れが抜けきれていませんでした。
約3ヶ月間、ケイギョク、ビタエックス、温経湯、地竜を体調に合わせて飲んでいました。すると、低温期が36.4度位に下がり始め、低温期が安定してくると同時に高温期も14日間も続くようになり、見事妊娠することができました!
通院を止め、漢方治療に専念できて最短で妊娠することができたと思います。保険のきかない漢方で値段は1ヶ月3万程かかりましたが自分の体も元気になり本当に良かったと思っています。
・もともと肩こり、腰痛もちで整骨院に通っていましたが、妊娠した月は腰痛がひどく、2日おきに整骨院に通っていました。
・食欲が旺盛で、旦那さんに よく食べるね?と驚かれました。
・高温期に茶色いをりものは出たことが1度もなかったので、高温期9日目に茶色いおりものを見た瞬間、着床出血だ!と妊娠を確信しました。
漢方の先生にアドバイスされた事は全部実行しました。
・ご飯は和食中心にする。(ご飯、味噌汁、魚、漬物、豆類中心)
・油ものを食べた次の日は、あっさりにする。
・腹いっぱい食べない。
・果物は午前中はとらない。(日本の果物を食べるようにする)
・間食はしない。(私はおやつをやめ、さつま芋に変えました)
・ぜったに冷やさない。私は、お腹にカイロ、モコモコすりっぱ、アンカーをおしりにひき、足元は湯たんぽで、暖めつづけました。
それから、先生に「必ず妊娠できるから、そんなにあせらずにのんび?りあと1年位は という気持ちで待ちなさい」と言われて、肩の力が抜けたことが何より良かったと思います。
旦那さんも協力的で、観葉植物やゆるキャラのぬいぐるみを買ってきてくれ、リビングは癒しの空間にかえました。部屋着はピンク色の可愛いものに、下着は赤色に変えました。
妊娠した月は法事があり、旦那さんのいとこの赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。赤ちゃんを抱っこしたのは始めてで、心から可愛いと思えました。私が健康な心と体でないと赤ちゃんはやってこないのだなあと思いました。
もし、不妊病院に通院していて原因不明を診断されたなら、思い切って通院をやめて、漢方薬局で相談されてみるのもいいかもしれません。私はあのまま通院していたら、きっと人工授精を何度繰り返しても赤ちゃんは授かれなかったはずです。
東洋医学的にみたら、血が不足していたり気が滞っていたりと、なかなか病院ではわからない事が多いみたいです。もし、肩がこっていたり背中が痛かったり、舌が赤かったり首筋が痛かったり、イライラしていたり、眠れなかったりしら、それは体がサインを出しているのだと思います。
漢方治療は、早くて3ヶ月かかるようです。体質にあった漢方で治療できたため、妊娠してからはまったく肩こりも背中痛もなくなり、つわりもありません。長い目でみればそのほうがいいように思いました。
私は不妊の期間があった分、子供を授かれた喜びは、とても大きく、あの苦しんだ期間は貴重な体験だったと思えました。何事にも絶対に無駄はないのだと知りました。皆様も、今という時間を大切に使ってください。
月経の周期27日間(1/11~2/6)