←こんな基礎体温表を簡単作成。自分の基礎体温と妊娠した人たちとのシンクロ検索が可能
2008年3月〜12月・・埼玉県のクリニックにて、タイミング法、卵管造影検査、精子検査、ヒューナーテスト(問題なし)。
2009年7月〜12月・・池袋のクリニックにて、AIH1回、IVF3回。(採卵は1回で、新鮮胚を1回移植、凍結胚を2回移植)すべてかすりもしない陰性。
2011年5月〜2月・・最後の砦と呼ばれる著名な新宿のクリニックにて、IVF4回(うち1回は移植できず)。
1回目・・初診時に排卵しそうだったので採卵→未熟卵が1つ→4分割胚に培養して移植→陰性。
2回目・・2個採卵→1つが胚盤胞まで育ち、凍結(グレードB、移植までの時間140時間、凍結までの時間142時間)→移植するも子宮外妊娠となり、アルコール手術をうける。
※胚盤胞移植で子宮外妊娠となる確率は約1%程度だそうです。
3回目・・子宮外妊娠のため1ヶ月お休みしてから採卵に再挑戦→3個採卵→胚盤胞まで1つも育たなかったため、移植できず。
4回目・・採卵2個→1つが胚盤胞まで育ち、凍結(グレードA、移植までの時間116時間、凍結までの時間118時間)→移植1週間後の検査でhcg92.4、初の陽性。
私は周りの友人の中では結婚が早いほうで、最初のうちはまだまだ2人の生活を楽しみたいと考えていました。
しかし、数年経つと徐々に後から結婚した友人が妊娠し始め、その頃は避妊しないようになっていたので、なかなか妊娠しないことに焦りを感じ始めました。
1年間自分なりにタイミングを取りましたが、生理周期のズレもほとんどないのに全く妊娠しませんでした。
そこで近所のクリニックに行き、卵管造影検査、タイミング法の指導をうけましたが、効果がでず。また、不妊の原因も不明のままでした。
東京に引っ越したのを機に、池袋のクリニックへ。この頃には、2年以上タイミング法は続けていたので、ステップアップするしかないと考えていました。
体外受精について調べたところ、新宿の著名なクリニックの名前がすぐにでてきましたが、最後の砦ともいわれているようで、そこに行ってダメだったらもう終わりのような気がして、とりあえずは通いやすい池袋のクリニックを選択しました。
人工受精を1回し、その後初の体外受精。(カウフマン療法という方法でした。)採卵前は1週間程度、自己注射を家で毎日打って卵を成長させました。
結果13個程度採卵でき、翌日移植→陰性。さらに凍結したものを翌月に1つ、翌々月に1つ移植するも、陰性。先生には、「イージーケースではありませんね。妊娠できないとは言いませんけれど。」と言われました。
このままこの病院で続けても同じ方法を繰り返すだけでうまくいかないのではと考え、転院を決意。数ヶ月お休みした後で、新宿のクリニックへ行きました。初診時にいきなり採卵になったのには驚きましたが、とれたのは未熟卵で、移植するも陰性でした。
最初にダメだったので、今度は胚盤胞に育ててから移植しましょうとの方針を先生からお聞きしました。
このクリニックでは、卵を育てるためになるべく薬を使わないようにしていて、以前のクリニックで毎日注射をしていたのが嘘のように、日常生活への負担が少なかったです。私の場合は毎日薬を忘れずに飲むだけでした。
その後、2個採卵して1個胚盤胞になったので、移植して弱い陽性反応がでましたが、非常に稀なケースですが子宮外妊娠となり、アルコール手術をうけました。
1ヶ月お休みして3個採卵するも、1つも胚盤胞に育たず。また翌月2個採卵して、1つだけ胚盤胞に育ちました。翌月凍結した胚盤胞を移植して、初の正常な妊娠反応がでました。
移植の翌日の昼過ぎに1回、茶色のおりものがでました。
移植して2〜3日、下腹部に時折チクチクした違和感がありました。
移植して5日目くらいから体が熱く、真冬なのに体の熱さに明け方起きてしまうほどでした。
少しの体温の上下で期待したり落ち込んだりするので、基礎体温をつけるのは非常にストレスになり、やめました。(基礎体温をつけていたのはタイミング法の時まで。)
また、ネットで妊娠についての情報を調べるのを自粛しました。今回は移植する1週間前に夫婦で温泉旅行をしてゆっくり過ごしました。
また、移植翌日はちょうどお休みだったので、外出せずに1日ごろごろしていました。気持ちのもちようがとても難しかったですが、なるべく期待しすぎないようにしていました。
私は赤ちゃん待ちをしている期間は、赤ちゃんを見るのも辛く、街中で赤ちゃんを見つけただけで顔をそむけたくなるほどでした。友人の妊娠・出産報告メール、年賀状の写真など、見るのが苦しかったです。
ここまで人を羨ましく思った経験がなく、自分の心の狭さに唖然としましたが、そんな自分も仕方ないと受け入れていました。
赤ちゃん待ちをしている苦しさは誰にでも言えるものではなく、話しても同じ立場でないと本当のところは分かってもらえない辛さがあります。ただ、分からなくても励ましてくれる母や友人、そしてやはり私の気持ちを1番理解してくれる夫の存在は救いでした。
努力が必ず結果に結びつくわけではない赤ちゃん待ちは、これまで経験したことのない苦しいものでした。赤ちゃん待ちの期間が短い、長いにかかわらず、期待して落ち込んでの繰り返しは非常にストレスになることと思います。
何をしていても頭から離れることはありませんでしたが、特にここ1年は、夫と2人で健康で生活できるという日常の幸せを忘れずに過ごすように心がけていました。
赤ちゃんを望んでがんばっている全てのご夫婦に赤ちゃんが授かることを心から願っています。
今回妊娠できた要因は、病院の方針、技術力の高さ、診療体制にあったと考えています。体外受精といっても、その方法は病院によって非常に様々だということが、2つの病院で体外受精をした経験から分かりました。
妊娠にいたったクリニックでは、下記の3点が1つ目の病院と明らかに異なりました。
1.なるべく薬での刺激を少なくし、少数の卵を得る
→本来毎月1個しかできない卵を刺激で10数個とるという方法は、体に負担が大きいように個人的には思います。私には、低刺激で少数の卵を得るという方法があっていたと思います
2.胚盤胞まで育ててから移植する
→胚盤胞まで育てるには高い技術が必要のようですが、4分割など初期の状態で移植するよりは、妊娠率が上がるそうです。
3・年中無休
→採卵や移植は自分の体に合わせて日程を決めるため、本来ならば1日でもずらすことは難しいはずです。日曜日や年末年始がお休みのクリニックでは、病院の都合に体を合わせるということになります。
同じ病院で何度も体外受精をうけられている方は、転院して別の方法を探すというのも1つの方法だと思います。
体外受精は何回までに結果が出なかったら成功率は低くなるというような話をきいたことがありますが、採卵や移植の方法次第で確率は変わると思います。私は移植6回目で初めて正常な陽性反応がでました。
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