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妊娠検査薬の基礎知識

妊娠検査薬
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妊娠検査薬の役割、妊娠検査薬を使うタイミングや正確性、使用後の廃棄方法をわかりやすく説明します。実際に陽性反応が出た画像。

妊娠検査薬の役割

妊娠検査薬は妊娠の有無を判断するものです。生理が不規則で妊娠したか解らないとき、つわり症状に似ている体調不良が妊娠によるものか解らないときの1つの判断材料となります。

妊娠検査薬の仕組み

市販の妊娠検査薬の多くはスティック状で、片手で持つことができるサイズです。受精卵が子宮に着床すると母体は妊娠を継続させるための活動を始めます。

子宮内膜に到着した受精卵がずっと着床できるようにサポートするのは黄体ホルモン(プロゲステロン)です。母体は黄体ホルモンの分泌を促して「ヒト絨毛性(じゅうもうせい)ゴナドトロピン」またの名を「hCG」というホルモンを、胎盤から分泌します。

このhCGというホルモンは着床が完了しないと分泌されないので、hCGが分泌されていれば妊娠したことが解るのです。

hCGは尿中にも排出されるので、妊娠検査薬に尿を付着させることでhCGの有無を確認できます。陽性反応がでれば「体内にhCGが分泌されている」、つまり妊娠しているということです。

市販と病院の妊娠検査薬

妊娠検査薬はhCGに反応する感度が50mIU/mL、早期妊娠検査薬は25mIU/mLを基準にしています。早期妊娠検査薬の場合は着床から3日くらいで25mIU/mLに達することから低めの基準値になっています。通常の妊娠検査薬はそこからもう少しhCGが増加するであろう着床から5日くらいで50mIU/mLの基準値になっています。

病院の場合は、早く妊娠の有無を確認して対処したい場合は25mIU/mL、排卵日から考えて着床から時間がたっている場合は50mIU/mLをしようするなど、医師の考えや母体の状況によっても変わるようです。どちらを使わなければいけないといった決まりはありません。

妊娠検査薬の正確性

妊娠検査薬がどこまで正確な判断をしているのか気になるところです。一般的に販売されている妊娠検査薬を見ると、その精度は99%と書かれています。100%といえない原因は様々な要因がありますが、残りの1%を確実にするのは医師の内診です。

妊娠検査薬は妊娠したかしていないかの大ざっぱな区分けをします。医師の内診で、正常な妊娠かどうかを確認します。

妊娠検査薬の購入方法

市販の妊娠検査薬は薬局やスーパーで気軽に購入できます。「恥ずかしいから女性店員のレジに並ぶ」「家の近所では買わない」という人もいます。インターネットで購入すれば店舗で見られることはありません。

妊娠検査薬の使いかた

一般的な妊娠検査薬はスティック状で、一部に窓があって時間や妊娠の有無をラインで示すようになっています。まず尿をかける部分(清潔を保つために蓋をしてある)に尿をかけます。

そのまま平たい場所において、説明書きの指定する時間待ちます。指定時間は製品によって異なりますが長くても5分程度だと思ってください。

時間になったら窓部分に注目します。検査終了のラインが浮かび上がっていれば、今回の尿検査は正常に終了したサインです。判定窓にラインや+マークが浮かび上がったら陽性反応です。

ちなみに妊娠検査薬は再利用はできません。判定できないときは、また新たに清潔な妊娠検査薬を使います。

妊娠検査薬の使用期限

妊娠検査薬にも使用期限があります。製造メーカーによって差がありますが、だいたい3年程度です。使用期限の過ぎた妊娠検査薬の正確性は保証されていないので、判定結果を信用すべきか悩みます。

使用期限が何年も過ぎている検査薬で陽性反応が出た人もいれば、数ケ月過ぎた検査薬で判定ラインが薄くて判断に悩んだ人もいます。購入の際は使用期限もチェックしたほうが安心です。

妊娠検査薬の捨てかた

妊娠検査薬を使用後は、それぞれ製品の注意書きに従って処分します。わからないときは住んでいる自治体のごみ資源物の出しかたを調べます。例えば神奈川県横浜市は妊娠検査薬は可燃ごみに指定しています。ほとんどの地域が可燃ごみと指定しているようです。

妊娠検査薬は可燃といってもプライベートな情報をもっているごみなので、ティッシュなどに包んで捨てましょう。面倒だからといってコンビニや薬局のゴミ箱に捨てるのは衛生面からもマナー違反です。

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