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沐浴の方法 腕や足、首の洗い方

新生児の手

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新生児の首の洗い方

沐浴では、頭皮を洗った時にそのまま首の後ろを洗います。でも、首の表面だけを洗うのでは汚れは落ちません。

新生児の肌は、皮脂がたまって汚れがくぼみに入り込んでしまいます。新生児の首を洗う時は、首のシワを伸ばしながら、くぼみをなくして洗います。首のシワは横に伸びているので、横方向にシワに沿ってなぞると赤ちゃんも苦しくありません。

首と髪や頭皮は、洗った後は硬く絞った沐浴布やガーゼで、少し水分を取っておきます。腕や体を洗ううちに冷えないようにするためです。

新生児の腕の洗い方

髪と首の水気を取ってから、両腕を洗います。新生児の腕は関節ごとにシワが深く、皮脂やほこりが溜まりやすい場所です。片腕ずつしっかり汚れを落としましょう。

腕は脇から二の腕を手のひらで包むように、指先に向けて洗います。脇の下は、新生児は閉じていることが多いので、汗や皮脂汚れが溜まりがちです。

関節に注意して優しく、溝を広げるように指の腹で小さな円を描くように洗います。ゴシゴシこする必要はありません。

新生児の手

指と指の間も1本ずつ広げつつ洗います。新生児は、自然と手を握っているので汗をかきやすく、気を付けてあげないと手のひらに汗や皮脂汚れが溜まっていきます。ねんねが多いので、枕やシーツの糸くずが付いていることもあります。

手のひらを洗う時は、お湯の中で洗うほうが汚れが落ちやすく、指も広げやすくなります。泣いている時は腕や指に力が入るので、話しかけながらゆっくり洗います。急いで力まかせに手指を広げると、赤ちゃんは逆に嫌がって力を込めてしまいます。。

新生児の胸とお腹の洗い方

新生児のお腹の洗い方

胸は、優しく円を描くように洗います。手のひらか、沐浴タオルやガーゼをクルクル回すように肌表面の汚れを落としていきます。時々、お湯をかけてあげると体が冷えません。

沐浴布などをかけていたり、肌着を着ている時は、ここで洗う前に脱がしますが、嫌がる場合は上下で分けて沐浴布をずらして洗うなど、工夫してみましょう。泣きやまない時は、話しかけながら洗います。気持ち良くなると眠くなってくる赤ちゃんもいるので、頭の支えの確認も忘れないでください。

お腹は「のの字」を描くように洗います。おへそは、未だへその緒が残っている時は避けて洗います。完全に乾燥するまでは、湯をかけるだけにしておきます。お腹を洗う時は、沐浴布をめくって肌を出すので赤ちゃんが驚きます。リラックスして洗うことで、赤ちゃん自身に不安感を与えないようにします。

ここまでの過程は、5分程度で終わらせているのが理想です。

急ぎすぎて適当になって、洗い残しがあっては意味がありませんが、長く沐浴していると湯温も下がって体が冷えやすくなり、新生児は体力ももちません。足し湯もして、湯温を下げないように心掛けます。

新生児の足の洗い方

新生児の足の洗い方

新生児の沐浴で足を洗う時は、片腕は首にまわしたままで顔が湯に落ちないようにしながら、片手で片足ずつ洗います。足に気を向けると、新生児の顔や肩がバランスを崩しやすく危険です。足を洗う時は、あまり足に顔を近づけずに、少し体を引いた状態で新生児の体全体がチェックできるようにします。

足の付け根や、ひざ裏の溝は指で広げなら洗います。こするというよりは、溝にそって指の腹でなぞるように洗うと、肌にも優しく汚れが取れます。

もしも湿疹や、肌に赤みができている時は、そこは肌異常が現れやすい個所です。しっかり洗い流しましょう。症状が出ている部分にはベビーソープは使わずに、お湯だけで洗い流します。

足の指の間は、大人の小指を入れて広げると広げすぎることもありません。指の間は、沐浴タオルやガーゼよりも指で洗ったほうが汚れを出しやすいです。

お尻は、赤ちゃんをうつぶせにひっくり返してから洗いますが、もしも時間がかかる時は仰向けの状態ですべて洗ってしまいましょう。

長引くと体も冷えて、あかちゃんの機嫌も悪くなりがちです。特に1人で新生児の沐浴をしている時や慣れない時は、足を洗ったら腕を背中やおしりにまわして洗い終えます。ただ、常にそうしていると背中の状態がチェックできないので、慣れたらひっくり返して背中もチェックできるようにします。

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