産後すぐにはじまる授乳で悩んだり、予想通りに進まず困ってしまうママがいます。妊娠中は想像もつかないトラブルですが、出産前からできることを考えてみましょう。
産後後すぐにつまずきやすいトラブルの1つが、母乳が出ないことです。赤ちゃんを産んだら自動的に母乳が出るイメージの人もいるようですが、実際は赤ちゃんが満腹になるほど出ないママもいれば、赤ちゃんが飲む以上に母乳が出るので搾乳しないと古い母乳が溜まってしまうママなど人それぞれです。
母乳で育てたいと思うほど、母乳が出ないことがショックです。周囲に指摘されると欠陥があるように思えて悲しくなるママもいます。
妊娠中にできることは、母乳が出やすいように栄養をしっかりとって、糖分の摂り過ぎなど母乳が出にくくなると言われていることを控えめにすることです。
母乳が出ない体質というケースもあるので、そのときは粉ミルクを活用すると考えて哺乳瓶や授乳グッズの下調べをして選択肢を広げておくこともおすすめです。粉ミルクも母乳も赤ちゃんの成長に大きな差異はないと考えられています。
産後すぐの新生児の頃は、赤ちゃんも授乳に慣れていません。授乳中に乳首を強く噛んでしまったり、なかなか飲めずに長時間授乳になり乳首がふやけてしまうことも。乳首が痛くなると、1~2時間おきの授乳が苦痛になりストレスが溜まったり、イライラしてしまうママもいます。
妊娠中にできることは、乳首のマッサージをしてやわらかくて赤ちゃんが吸いやすい環境を作ることです。まだ授乳前なのでボディローションなど自分の好きな香りでマッサージしても大丈夫です。ただし、お腹が張るようなら中止します。
季節にかかわらず、産後の授乳が始まると汗をかいたり暑くなります。もともと赤ちゃんの平熱が高いので抱っこしていると熱が伝わることと、授乳で新陳代謝が活発になることも考えられます。
授乳しただけなのに、赤ちゃんもママも汗をかいているなんてこともあります。産後はじめてこの暑さを経験してびっくりすることも。暑がりのママは、赤ちゃん同様に汗を吸収しやすい服がおすすめです。
産後の胸がパンパンに張ってしまうどころか、それが原因で発熱してしまうこともあるから驚きです。
赤ちゃんが飲めば新しい母乳が作られるというサイクルは間違っていないのですが、母乳生成のほうが量が多くなると、赤ちゃんはお腹いっぱいになって母乳を残すことになります。残った母乳はママの乳腺に停滞するのですが、それが原因で乳腺炎などトラブル症状をひきおこすことがあります。
基本的に授乳後の残りの母乳は搾乳して、一度空っぽにして新しい母乳を作ります。こうした授乳の流れを妊娠中に知っておくと、母乳トラブルを回避しやすくなります。
妊娠中にできることは、妊娠中に発達し始めている乳腺をマッサージで詰まらないようにすることです。もしも胸が張って痛くなったり、熱をもっていたらどうするのか予習しておくと安心です。
産後しばらくは、赤ちゃんも上手に乳首をくわえることができなかったり、吸う力が弱くてなかなか飲み込めないことがあります。どんなに時間をかけても、赤ちゃんはお腹いっぱいにならないどころか体力がなくなって途中で眠ってしまうこともあります。
上手に飲めないときは、抱きかたを変えると改善することがあります。しかしママは焦ってしまうかもしれません。実際は、上手に授乳できるようになる時期の目安は無いに等しいので、慣れるまでゆったりと待ってあげたいです。
妊娠中にできることは、授乳時の赤ちゃんの抱きかたや乳首の含ませかたを知ることです。母親学級など積極的に参加してみてください。
育児サイトや雑誌を調べると、月齢別に授乳タイムが何時間おきになるのかが載っています。これを1つの基本として考えてしまうと、産後あまり授乳間隔の開かないママは焦ってしまいます。まるで自分が上手にお世話できていないのではないかと悩むママもいます。
妊娠中にできることは、授乳間隔にとらわれすぎないで大丈夫だと知ることです。あくまでも目安なので、各家庭で授乳間隔は様々です。赤ちゃんも最初から上手にゴクゴク飲めるわけではないので、産後まずは練習期間がはじまると考えてください。
産後の授乳は深夜も早朝も関係ありません。ママは睡眠不足で大変です。眠れるときに赤ちゃんとお昼寝するのが1番ですが、赤ちゃんが眠った隙間時間は家事や自分のことを済ませる貴重な時間でもあります。
眠くてつらいときは、深夜は搾乳した母乳や粉ミルクを飲ませるなど、ママの体に優しい時間も作りたいです。とはいえ理想通りには進まないので、寝不足は当たり前で、赤ちゃんと一緒にゴロゴロ仮眠をとるのも当然だと思ってしまえば気持ちがラクになります。
妊娠中にできることは、寝不足になりやすいことを家族にしってもらうことから始めてください。寝不足になったらパパに何を頼めるか、家事や育児の分担を相談することです。ママだけで進めることになるのなら、なにを後回しにできるのか決めておくと安心です。
妊娠中にどんなに予定していても、産後の赤ちゃんとの授乳は予定通りにいかないことが多々あります。吟味を重ねて選んだ哺乳瓶なのに、赤ちゃんが嫌がって飲まないこともあります。あとは産後の赤ちゃんとの生活でゆっくり調節していきます。
産後すぐはママ同士でゆっくり会話をする時間も少なく、あとで授乳が大変だったという共通の悩みがあったことに気付くママもいます。授乳にまつわるトラブルは、沢山のママが経験しているのです。
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