1回の月経周期で1度だけ、卵巣から卵(卵子)が排出されます。これが排卵でこの日を排卵日と呼びます。排卵日前後の精子と卵子の寿命期間中が「妊娠しやすい日」となります。
具体的には排卵日前の3日(精子の寿命期間)から排卵後の1日(卵子の寿命期間)を足した5日間が最も妊娠しやすい日です。(個人差があります)
次の生理予定日から14日(1~2日の違いはあり)を引いた日が排卵日です。これは月経周期が長い人でも短い人でも変わりはありません。
基礎体温を測るとこの14日は体温が高くなりこれを高温期と呼びます。高温期が3週間以上続くと、妊娠していることが多いでしょう。
排卵日は、生理予定日から14日を引いた日に当たりますので、一定周期で生理がくる人は逆算ができます。(28日周期の人は、28~14=14日目)
逆に生理不順の人は生理開始日からの排卵日の特定は難しく、そんなときは基礎体温を測ることで排卵日が見つけやすくなります。
多くの人が勘違いしていますが、1周期の妊娠の確率はそんなに高いものではありません。妊娠の確率は、何も問題がないカップルが排卵日にタイミングを合わせても30%程度しかないのです。
しかもこの確率は体調やストレス、年齢などにも大きく影響され、実際には妊娠の確率はもっと低くなるでしょう。また不妊症の原因を持っていればさらに妊孕性は下がります。
生理が開始される頃になると、脳の下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されるようになります。このホルモンによって赤ちゃんの卵(卵胞)がすくすく大きくなります。
卵胞は卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌を始めて、子宮を「妊娠しやすい状態」に整えてくれます。そして時期が来ると黄体形成ホルモン(LH)の作用で、卵巣から卵子が飛び出します(排卵)。
排卵後の卵胞は黄体化して、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌するようになります。このホルモンが内膜を肥厚させて、さらに妊娠しやすい状態にさせるのです。
10%程度の人は以下の症状で排卵日を体感できます。
排卵する直前に卵巣内の卵胞液が充満することによって、下腹部に痛みを感じることがあります。
排卵日を境に大きなホルモン変化が起こるために、子宮内膜が少し剥がれ落ちて出血することがあります。
文字通り排卵がないことです。基礎体温を付けていれば高温期(排卵した証拠)がないことで無排卵が確認できます。
妊娠を望んでいない場合は、無排卵を気にしない人が多いようです。しかし無排卵を放っておくと症状が悪化して、将来妊娠を望んだときに排卵が起こらないことがあります。
月経不順の人が無排卵になりやすく、「妊娠を望んでいなくても」早めの治療が必要になります。排卵があることで、女性のホルモンバランスを正常にコントロールされているのがわかるのです。
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