e-妊娠top 妊娠中よくある質問 妊婦の体重管理とストレス

妊婦の体重管理とストレス

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妊娠週&出産カウントダウンの設定

体重報告のストレス

妊娠すると、妊婦検診で毎回体重をはかることになります。看護婦さんが計測してくれる病院もあれば、院内で計測して自己申告する病院もあります。どちらにしても、検診=体重チェックなのです。

体重チェックを毎月のように申告することは、女性にとってはちょっとストレスです。自分1人で管理することと、医師に報告して管理していくことでは同じ体重でもちょっと気になってしまいます。

妊婦のなかには「この測定した体重から服の重さは引かれるのか?」「食後の検診だと体重が増えているのでは?」とわずかな増減まで気になってくる人もいるほどです。

「太るな」と言われるストレス

妊婦

妊婦検診では、その期間中に一気に体重増加をしてしまうと、次の検診時まで体重を増やさないように指導されることがあります。これは、妊婦とはいえ急激な体重増加は体に負担をもたらすからです。

ですから、医師が妊婦検診時に指導する「太るな」という意味合いの言葉は、体の健康やお産をスムーズに進めるために話していることで、スタイルを問題に出しているのではありません。

でも、やっぱり「太るな」と言われると、そう言われるほど太ってしまったのかとドキッとしてしまいます。

それに医師に言われる以前に、妊婦自身も「これ以上速いペースで増加したらいけない」と考えるので、改めて注意されるとなんだか沢山怒られている気分になってしまいます。

「太った」と確認するストレス

体重管理で最もストレスを感じるのは、体重が理想よりも増えた時です。妊娠中はほとんどが理想体重よりも増えた状態になる人が多いので、毎回「太った」と感じてしまいます。

妊娠中は胎児も成長して、身長・体重ともに増えるのが当然なので、母体も体重が増えるのは仕方のないことです。そうは思っていても、数字で確認するとあまり嬉しいこととは思えないのです。

「太りたくない」と思うストレス

体重計

妊娠しても太りたくないと願うのは女性なら当然です。でも、赤ちゃんを産むためには多少の増加はあるのもです。

普段は体重調節に低カロリーのダイエット食や、サウナやマラソンでたっぷり汗をかいてその都度対処できていた人も、妊娠中は激しいスポーツや極端な食事制限はできません。

自分の体型を考えると「太りたくない」、でもダイエットをして赤ちゃんに酸素や栄養が充分にいかなくなってはいけないから栄養はしっかり摂りたい・・それでも出産まで体重を増やし続けるのは嫌だという葛藤に悩まされます。

周囲の言葉に傷つく

妊娠中はお腹回りに丸みができるものです。妊娠を経験した人なら、当然の変化だと理解します。

妊娠があまり身近でない人や興味のない人にしてみたら、単にお腹回りが太ったと見えて「お腹が太ったね」「ウエストがない」と言われることもあるようです。

特に体重やウエスト周りの変化に気をつけているときは、相手から「すごいね」と言われるだけでも「そんなにすごいの!?」と考え込んでしまいます。

妊婦にとっては「妊娠中だから」としか言い返せませんが、やっぱり言葉にして言われてしまうと傷つくこともあります。笑って聞き流してしまいたいですね。

産後に引かれる重さ

妊娠中は増加する体重全てが脂肪ではありません。胎児の体重、羊水の重さなど出産で無くなる重さも含まれています。

例えば3000gの赤ちゃんを出産したら、それだけで3000gは減りますね。それから羊水、胎盤も出産時に出ていくものです。羊水は500g、胎盤も500g程度です。それに乳房や血液も2000g前後は増加しています。ここまででおよそ6000g、つまり6kgは必然的に増加するとわかります。

加えて妊婦らしい体型になるときに皮下脂肪がつきます。これも標準体重の人では3kgが目安です。ということは、なにもしなくても9kgくらいは増えてしまうんですね。

あまり体重を増やしすぎたり、糖分を摂取しすぎると難産や合併症の可能性も高くなってしまうけど、「1kgだって増えるのがつらい!」と思っている妊婦さんは、上記の「なにもしなくても増える分」を理解してください。

妊娠中は増えるもの

それに過度なダイエットや痩せすぎも、それはそれでトラブルの可能性が高くなります。例えば痩せすぎていると、赤ちゃんも低体重出生児になる可能性があります。

「妊娠中は増えるもの!健康が1番!」とある程度割りきって、赤ちゃんのために必要な栄養をしっかり摂ってください。妊婦でもできるマタニティスイミングやウォーキングで、普段と違った体重管理方法にも挑戦していきましょう。

でも、毎日気にしていると疲れてしまいます。あまり徹底的に頑張って疲れるてしまったら意味がありません。間食は控えて、食事は好きなものを取り入れるなど、自分で頑張れる範囲を確認してください。

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