妊娠中に、周囲に言われて傷つく言葉を集めました。人それぞれ受け取りかたは違いますが、神経質になることもある妊娠中は軽い気持ちでいった冗談や、ストレートな指摘に悩んでしまうものです。特に親しい間柄のひとことには敏感になってしまいます。
「安静にするだけで暇そう」・・・妊婦だからってなんでもやってもらえる生活はありません。できる範囲で家事や仕事をしたうえで、安静にする時間を作っています。ゆとりがあると勘違いされると、人の妊娠生活の何を知っているのかと思ってしまいますね。
「妊娠するとラクでいいね」・・・妊婦はゆったり過ごすことで、お腹に体力的な負担や、精神的なストレスをかけないように心掛けます。特にお腹が張りやすいとき、体調が優れないときは悪化を止めなければいけません。それが、ラクして余裕に見えているのも辛いことです。
「○○さんはもっと動いていた」・・・妊娠初期のつわりは、どんな症状が目立つのか、精神的な疲労なども全て人それぞれです。吐き気が治まらずに食欲がない人や、食欲はあるけれど眠くて仕事にならない人など、各自で対処法を探る毎日です。だから他の妊婦と比較されても困ってしまいます。
「他の人よりお腹が小さい」・・・この言葉は色んな意味に受けとってしまいます。お腹が小さいのは、中の赤ちゃんが成長していないから、赤ちゃんの成長が遅いのではないかと不安になります。妊婦検診で問題ないとわかっていても、お腹の大きさが赤ちゃんの大きさに比例しているようで心配になります。
「ちゃんと検診にいかないと」・・・妊婦検診のスケジュールは医師の予約状況や、自分のスケジュールと照らし合わせて決めていきます。それなのに、検診に行ってない妊婦かのように言われると不快な気分になってしまいます。
「しっかり食べないとダメ」・・・妊婦には栄養素が普段以上に必要です。鉄分やタンパク質、エネルギー源の炭水化物などまんべんなく食べているにも関わらず、毎日の献立も知らない人に言われるのは良い気分ではありません。つわり中や疲労で食べたくないときもあるので、察して欲しいものです。
「仕事をなめないでほしい」・・・子育てしながらでも、今まで以上に頑張って仕事に励もうと考えるのが妊娠中です。無理なら職場復帰は考えません。でも、仕事を休んでまた復帰することが、簡単に考えていると勘違いされてしまうことがあります。
「あなたには無理」・・・出産して職場復帰している先輩から言われると、自分がそんなに頼りない人間にみえているのかと悲しくなります。自分が大変だったからという経験から出る言葉は、ちょっと上目線から話しているように聞こえてしまうのです。
「まだ産まれないの?」・・・まだ産まれないと1番心配しているのはママです。赤ちゃんがちゃんと準備してタイミングを待っている大事なときに、急かすようなことを言ってほしくないと思ってしまいます。まるで、自分の赤ちゃんがトロトロしているって言われているようにも聞こえてしまうものです。
「予定日過ぎて大丈夫なの?」・・・予定日はあくまでも日数計算で割り出したもので、実際はもっと早く子宮口が開きはじめたり、逆に子宮口がなかなか開かないこともあります。自分でどうすることもできずに待っているのに、不安にあるようなことを言ってほしくありません。大丈夫じゃなかったらどうするんだろうと思ってしまいます。
妊娠中はママ自身もナーバスになったり、お産や子育てに不安やプレッシャーを感じています。だから普段は許せる冗談も、冗談として許せなくなってしまうことがあるのです。
でも、これは妊娠によって変化したホルモンの影響でもあります。だから、気にさわったり不快な思いをしたからといって、我慢する必要はまったくありません。
こんな一言でストレスをためたり、嫌な気分で過ごしていたらお腹の赤ちゃんにも不快感が伝わってしまいます。それは避けたいですね。
妊娠中に「聞きたくない言葉だな」「嫌な気分になる言葉だな」と思ったら、その場で聞き流してしまいましょう。1番優先して欲しいのはママと赤ちゃんが笑顔でストレスを感じることなく、お産まで過ごすことです。