←こんな基礎体温表を簡単作成。自分の基礎体温と妊娠した人たちとのシンクロ検索が可能
前向きで勉強熱心の人に不妊博士がいます。インターネットの情報や不妊の本を読みあさり、専門家も顔負けの知識を持っているのです。
「知識があることはいいことじゃないの・・?」
と、思うかもしれませんが、かえって自分が妊娠するのを難しくしてしまっている事もあるのです。
健診のたび医師に質問、論議を仕掛ける人もいるようです。不妊の知識を勉強するほど、違う選択(治療法)があるのを知ってるので、「この治療方法でいいのか?」と不安になってしまうのです。
そんな人は病院を点々とする事も多いようです。いつの間にかに赤ちゃんを授かることより、1番頼りになる医師を探すのが目的になってしまうのです。
医師は一番でなくてもいいのです。あなたが医師を信頼してこそ、不妊治療のストレスが少なくなるのです。
先輩たちの不妊治療の過程、結果はさまざまなものです。辛い期間を乗り越えて妊娠する人もいれば、不妊治療を断念する人もいます。
その過程や結果を知りすぎる事は、「自分へのプレッシャー」あるいは「自分と当てはめて考える」ことになりかねません。
もちろん自分と似た環境の人が妊娠できたという話には、気持が奮い立つことでしょう。しかし自分とあまりにかけ離れた不妊治療の体験談は、今は知らないほうがいいかもしれません。
今はインターネットで簡単に情報を得られます。しかしネットの多くのページは宣伝が含まれていて、「あれはダメ」「これはいい」と決め付ける傾向があります。
例えばこれは「e-妊娠」の妊娠したい掲示板に書かれたことですが、「葉酸はからだにいいが、普通の食生活では摂取できない」という情報がありました。
これは「葉酸」で検索した人が、サプリメント(宣伝)のページで得た情報だと思います。そしてこの情報を掲示板に書き込んだわけですが、「e-妊娠」の掲示板を見た人が、またそれを広めてしまうわけです。
*葉酸の必要量は0.4mg/日と言われていますが、これは普通に食事をしていれば十分に補える量です。葉酸は、ほうれん草などの葉ものの野菜(緑黄色野菜)や果物、豆類、レバーなどの身近な食品に多く含まれます。
またインターネットでは怪しげな情報も流れます。これは不妊で悩んでる、個人のホームページやブログがたくさん増えてきたこととも関係があるでしょう。
掲示板やブログの仲間が妊娠して、その人が「こんな事に気をつけた」なんて言うと、それが例え間違った情報でも、真実の情報となって他のみんなが試してしまうのです。
インターネット上では、重要なストレスのことは軽視しがちです。「あたまでっかち」になると、必ずストレスがくることを忘れないようにしましょうね!
治療の具体的なプランを医師と相談します。「まずは9ヶ月はタイミング法で試してみる」とか「AIH(人工授精)を半年試してみる」とプランを明確に立てた方が気持が楽になります。
与えられる薬や注射の知識は勉強しましょう。中には副作用が強いものもあるので、納得の上でその治療に望まなければなりません。(インフォームド・コンセント)