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新型インフルエンザの潜伏期間

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インフルエンザは高熱などの症状が現れる前に潜伏期間があります。潜伏期間中も発症1日前から感染が認められます。もしもインフルエンザを予防したいと考えるなら、感染の予兆を知ることが大切です。感染しているかもしれないと、いちはやく気が付いて受診することで悪化を防ぐことができます。

潜伏期間とは

潜伏期間とは、ウイルスに感染して症状が出るまでの間を指します。新型インフルエンザの潜伏期間は2~3日が多いと言われ、長くても7日間です。季節性インフルエンザも同じです。他にもおたふくかぜの潜伏期間は2~3週間、ノロウイルスの潜伏期間は1~2日といったように症状によって潜伏期間も様々です。

潜伏期間の時は無症状

インフルエンザに関しても潜伏期間は2~7日と幅があります。しかも潜伏期間中は無症状なので、本人も感染には気が付きません。

もしも潜伏期間が2日間しかない感染者と会う場合、感染から発症までは2日間しかなく、更に発症前の1日は感染力があるということになります。感染して少し体調がおかしいと感じた時には、本人の意思に反して、すでにその周囲にウイルスを感染させている可能性があります。

潜伏期間が7日間ある感染者の場合は、症状が出るまで1週間あるのですから通常通りに予定を入れて生活しているでしょう。ウイルスを保持したまま1週間過ごしていることになります。しかし症状がなければ誰も気が付かないのです。

ですから、新型インフルエンザの感染を防ぐと言っても潜伏期間が人それぞれでは100%感染を防ぐことは困難です。感染者も潜伏期間中は症状がない為に、無意識にウイルスを保持したまま接触してしまいます。ということは、潜伏期間ほど無意識に感染者と接していることになります。

新型インフルエンザ潜伏期間の発熱

新型インフルエンザが原因の発熱は、高熱の場合は38度以上で39度台になることもあります。体調のすぐれない時や妊娠中は高熱によってかなりの体力を失うので注意が必要です。

新型インフルエンザの潜伏期間中に、急な発熱があった場合、発熱の原因が新型インフルエンザならば潜伏期間を経て発症したことになります。潜伏期間中は、新型インフルエンザの症状はでません。だからこそ、感染に気が付かないのです。

また、陰型インフルエンザの特徴の1つでもある発熱は、急に高熱を出してしまうケースと、発熱が軽く済むケースとが確認されています。どちらも感心していることに変わりはありませんが急な高熱では体力の消耗が激しいので、持病のある方や妊娠中の方は早期治療と十分な静養が求められます。

逆に熱が高くなかったり、一晩で下がる症状の場合は新型インフルエンザの感染を疑うことが遅れて悪化しやすくなる恐れがあります。無理がきく程度なら外出して、知らずに周囲に移すことも考えられます。

新型インフルエンザ潜伏期間中の予防接種

実際に新型インフルエンザの症状が出て、初めて感染に気が付くのですから、たまたま潜伏期間中に予防接種をうけていることもあると思います。しかし接種時に発熱が認められず、体調が良かった場合はワクチンを打っても大丈夫だということです。

ちなみに予防接種をしたからと言って、確実に新型インフルエンザを防げるとは言われていません。あくまでも予防策の1つで、たとえ感染してしまっても軽度で済む確率が高くなるというメリットがあります。

しかし、ワクチン接種から約2週間経たないと効果が出ない特徴もあるので、接種後にすぐ発症した場合はワクチンの効果が確実に出ないかもしれません。ワクチンの効果が出る時期までは、未接種と同じ状態だと認識が必要です。このような理由からも、本格的に流行する冬前にワクチン接種を勧めるのです。

身近な人が新型インフルエンザに感染したら

もしも、新型インフルエンザに感染した人、あるいは疑いのある人が身近にいる場合は、自分も発症前の潜伏期間なのかもしれないと考えてみましょう。潜伏期間は最長でも7日です。接触した日から数えて7日経っても症状が出なければ感染した確率は低いということです。

この期間は、乾燥しないように過失を心がけ、人混みを避けて十分な休養の取れる生活をしておきましょう。潜伏期間は人それぞれなので周囲にウイルスを蔓延させないようにマスク、手洗いうがいも予防時と同じように続けます。飛沫は2m飛ぶこともあるそうです。そして高熱が出たら必ず病院に連絡して指示に従いましょう。

周囲に新型インフルエンザの感染者が出たら、移らないように気を付けると同時に、もしかして自分も既に潜伏期間に入っているかもしれないと考えて行動すれば、更なる蔓延を防ぐことができます。また、急な高熱などによる発症の前にワンクッションおくことで対応策も落ち着いて考えることができるので、自身の悪化も防ぐことができます。

潜伏期間は症状がないだけで、新型インフルエンザにかかっているのです。ちょっとした体調の変化にも気を付けて早期発見早期治療を心がけましょう。

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