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新型インフルエンザが猛威を振るい、感染者は5月22日午後1時現在で、計45か国の地域で1万1322人になったと発表されています。日本でも新たな地域に次々と感染が広がり、現在では300人超える感染者が確認されているようです。

感染地域では学校が休校、商店街が閉鎖、イベントが中止になるなど、街自体が麻痺し被害の大きさがうかがえ、新型インフルエンザ対策のマスクがほとんどの店で売切れているのが現状のようです。

妊娠を望んでいる方、妊婦さん、育児ママさんにとっては、大変不安を感じる出来事です。このページではこの新型インフルエンザの情報をピックアップしてみました。

目次
マスクが変えなくて困っている方へ
目で見る新型インフルエンザ
新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
都道府県による新型インフルエンザ相談窓口
妊婦もしくは褥婦に対しての新型インフルエンザ感染Q&A

世界上位15カ国の感染者数
アメリカ5764
メキシコ4008
カナダ719
日本302
スペイン113
イギリス112
パナマ73
チリ29
コスタリカ25
フランス16
ペルー16
ドイツ15
コロンビア12
オーストラリア11
イタリア10
(5/22 午後1時現在)

*コンテンツ内のリンクはすべて他サイトへジャンプします。迷子防止のため、すべて別ウインドウにしてあります。

マスクが変えなくて困っている方へ。

今朝テレビで自作マスクの作り方を公開していました。
ペーパータオルでマスクの作り方(片貝医院)

目で見る新型インフルエンザ(YouTube)

私たちにもできる新型インフルエンザの身近な予防策(15:36)
新型インフルエンザから身を守る知っておきたい感染予防策、アニメ(12:34)
新型インフルエンザの国内発生を受けて、舛添厚生労働大臣(6:10)

新型インフルエンザ対策(厚生労働省)

電話相談窓口を開設。
○開設期間  平成21年4月25日(土)?当面の間 ※土曜日・日曜日・祝日含む
○受付時間  9:00~21:00
○電話番号  03~3501~9031
○FAX番号  03~3501~9044

新型インフルエンザ対策関連情報
都道府県による新型インフルエンザ相談窓口

妊婦もしくは褥婦に対しての新型インフルエンザ感染

以下厚生労働省(医療関係者向け)より抜粋

Q1: 妊婦は非妊婦に比して、新型インフルエンザに罹患した場合、重症化しやすいのでしょうか?

A1:季節性インフルエンザに関しては、心肺機能悪化のために入院を必要とする率が高くなることが報告されています。肺炎などの二次感染を合併し重症化すると胎児機能不全を引きおこすことがあります。新型インフルエンザに関してはまだデータが不十分ですが、季節性インフルエンザと同様であると推定されています。

Q2:妊婦が38℃以上の発熱と急性呼吸器症状を訴えた場合、どのように対応すればよいでしょうか?

A2:発熱外来を開設している病院(地域の保健所に連絡することによりわかります)への受診を勧めます。

Q3: 妊婦に新型インフルエンザ感染が確認された場合の対応(治療)はどうしたらいいでしょうか?

A3: 米国では抗インフルエンザウィルス薬(タミフル、リレンザ)の投与が勧められています。本邦においても患者に説明同意のうえ、それらの投与が勧められます。

Q4: 妊婦が新型インフルエンザ患者と濃厚接触した場合の対応はどうしたらいいでしょうか?

A4: 米国では抗インフルエンザウィルス薬(タミフル、リレンザ)の予防投与が勧められています。本邦においても患者に説明同意のうえ、それらの予防投与が勧められます。

Q5: 抗インフルエンザウィルス薬(タミフル、リレンザ)は胎児に大きな異常を引き起こすことはないのでしょうか?

A5: 2007年の米国疾病予防局ガイドラインには「抗インフルエンザウィルス薬を投与された妊婦および出生した児に有害事象の報告はない」との記載があります。

Q6: 抗インフルエンザウィルス薬(タミフル、リレンザ)の予防投与(インフルエンザ発症前)と治療投与(インフルエンザ発症後)で投与量や投与期間に違いがあるのでしょうか?

A6: 米国疾病予防局の推奨(http://www.cdc.gov/h1n1flu/recommendations.htm)では以下のようになっていますので、本邦妊婦の場合にも同様な投与方法が推奨されます。

1.タミフルの場合

予防投与:75mg錠 1日1錠(計75mg)、 治療のための投与:75mg錠 1回1錠、1日2回(計150mg)
なお、本邦の2008年Drugs in Japanによれば、治療には上記量を5日間投与、予防には上記量を7日?10日間投与となっています。

2.リレンザの場合

予防投与:10mgを1日1回吸入(計10mg)、治療のための投与:10mgを1日2回吸入(計20mg)
なお、本邦の2008年Drugs in Japanによれば、治療には上記量を5日間吸入、予防には上記量を10日間吸入となっています。

Q7: 予防投与の場合、予防効果はどの程度持続するのでしょうか?

A7; タミフル、リレンザともに2008年Drugs in Japanによれば、これらを連続して服用している期間のみ予防効果ありとされています。

Q8: 予防投与した場合、健康保険は適応されるのでしょうか?

A8: 予防投与は原則として自己負担となりますが、自治体の判断で自己負担分が公費負担となる場合があります。

Q9: 抗インフルエンザウィルス剤を服用しながら授乳することは可能でしょうか?

A9: 母乳自体による新型インフルエンザ感染の可能性は現在のところ知られていません。季節性インフルエンザでは母乳感染は極めてまれです。授乳時に抗インフルエンザウィルス薬を投与する場合には、薬剤の児への潜在的リスクと母乳栄養による利益を考慮した上で患者と相談の上、決定して下さい。なお、米国疾病予防局の推奨では抗インフルエンザウィルス剤を服用しながら児に授乳することは可能であるとされています。同時に児への感染リスクを最小限にするため、頻繁に手洗いしたりマスクをつけるなどの処置を必要とします。母児分離を行なうべきとの勧告は今のところなされていません。

平成21年5月19日

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