9/4、厚生労働省は新型インフルエンザのワクチン接種の優先順位案を発表しました。今年は例年以上にインフルエンザワクチンの接種希望者が増えると考えられ、国内生産だけでは間に合わないと予測されています。これから妊娠を望んでいる、あるいは妊娠している方にとっては、この案の確定が気になるところです。
9/4に厚生労働省から発表された接種案では、第一に医療従事者を最優先するとの見解です。これは治療を介して多数の患者にウイルスが広まらない措置です。
対称 | 予測人数 | 見解 |
---|---|---|
医療従事者 | 最優先100万人 | 患者が集まる院内での集団感染を防ぐ為 |
持病のある人 | 1000万人 | 抵抗力が弱く感染の可能性が高い状態 |
妊婦 | 100万人 | 合併症と胎児に影響の恐れ |
生後6ヶ月?小学校未就学児 | 600万人 | 抵抗力と体力を考えて |
1歳未満の乳児の両親 | 100万人 | 1歳未満は接種効果が未確定なため |
これらの優先者に次いで、小中学生と65歳以上の高齢者が挙げられています。しかし国内生産のワクチンは来年3月までに1800万?3000万の製造と予測されています。その為、小中学生と65歳以上の高齢者には輸入ワクチンを使用する案が出ています。
ところが、輸入ワクチンは日本では使用されていないアジュバントと呼ばれる免疫補助剤が含まれています。副作用のリスクが高いとされ、接種前に小規模な臨床試験を行うようです。
ワクチンは必要ですが、日本人にとって副作用のリスクが高いと分かっているワクチンを打つのは最善策なのでしょうか・・しかし臨床試験の結果、ワクチンを接種できないのも心配です。
他にも高齢者事業に携わる人や大勢の子どもと過ごす教師らの優先も意見されています。誰もが納得する優先順位は困難なのでしょうか・・・。
厚生労働省では9/9と9/11に新型インフルエンザの意見交換会を開催します。傍聴も可能で、多数申し込みの場合は抽選になります。
厚生労働省・新型インフルエンザ対策関連情報現在、妊娠中の方は優先的に接種できると考えられます。産後は新生児の接種は予定されていませんが、父親が優先接種を受けることができます。
これから妊娠の可能性のある方はワクチン不足の接種時期を逃さぬように、妊娠の可能性のある時は早めに確認してほしいと思います。
個人的には、妊娠の可能性のある方や妊娠を望む方にも処置を明確にするべきだと思います。もしも流行中に妊娠した場合はワクチンの接種時期は自然流産を防ぐため、妊娠初期を過ぎてからになります。少なくとも10週を過ぎてからの接種となると、妊娠が確定してからワクチン効果の出るまでに数ヶ月かかってしまいます。
8/26、世界でも感染死や数が最多のブラジルでは、新型インフルエンザが原因の死者の1割超が妊婦だったことを発表しました。
妊娠すると赤ちゃんとのバランスで抵抗力の弱い体になる為、より注意が必要です。新型インフルエンザの情報や予防知識は、これまでのインフルエンザのトピックも参考にしてください。
厚生労働省・妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A(pdfファイル)
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