不妊治療中の元タレント、中西モナ(旧名・山本モナ)さんが10月19日のブログに赤裸々にその気持ちを書きつづっていたので、それを踏まえて「ベビちゃん活動」「妊活」をしている人がたくさんいるということを少しでも知ってもらうために書き残しておきます。
多くの女性は赤ちゃんは望めばすぐにできるものだと勘違いしているようです。そんな人たちは「不妊」という言葉を知っていても、まさか自分が不妊のはずはないと思っています。
モナさん(35)もブログで「私は、健康だー。子供だってほしいときすぐできるだろうー」と感じていたようで、その後に病院に行って初めて不妊原因(多嚢胞性卵巣)を知ったとのことです。
妊娠したいと考え避妊をやめても1周期の妊娠確率は20〜30%ほどしかありません。この数字はもっとも健康な状態で、もっとも妊娠しやすいと言われる排卵日付近に仲良しを持った場合です。そこから高齢や不妊原因、ストレスなどが重なればだんだんと妊娠する確率は低くなっていきます。
「でも友達はみんな簡単に妊娠してるよ?」
そう思う人も多いでしょう。確率的には1年以内に8割程度の知り合いが妊娠するかもしれません。だからと言って妊娠したいと苦労している人の存在に気付かなければ、ますますそんな空気が増えてしまいます。苦労している人が「私は不妊で特別なんだ」と思い込んでしまいそうな環境が1つの問題なのでしょう。
妊娠したいと頑張っている人はこんなにたくさんいます。
モナさんのように有名人が不妊治療を語ることは勇気がいることです。ブログに書かれてる毎日の薬、排卵のための筋肉注射。とくに排卵日付近の旦那さんとのやり取りなどは、「妊活」「ベビちゃん活動」をしている人たちの気持ちを代弁しています。
ブログの最後を夫婦の絆で結んでいるあたりも、勇気を与えてくれたのではないでしょうか。