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妊婦さんのための防災対策 東北地方太平洋沖地震を経験して

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平成23年3月11日午後2時46分ごろ、マグニチュード8.8を記録する過去最大規模の地震が日本を襲いました。「東北地方太平洋沖地震」と名づけられたこの地震は、今現在(3/12)被害が拡大しており、たくさんの避難者と行方不明者を残しています。

e-妊娠では先急ぎ、妊婦さんのための防災対策について情報を発信したいと思います。

災害体験に学ぶ〜妊婦や乳幼児の保護者に伝えたいこと(PDF)

こちらは新潟県中越地震の体験談です。リンク先はPDFファイルなので、見れない方のためにもいくつか参考になるものを引用いたします。

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◆(伝えたいこと)妊娠中に地震が起こって避難場所の体育館で避難していたけれど、大勢の人たちとずっと一緒でストレスがたまり、食欲がなくなって、眠れなくなって、2 日しかそこにいられなかった。危険とわかっていても家にいた方が落ち着いた。
(被災時の行動)道にいたので、その場でしゃがんだ→揺れが収まってから安全な場所に避難した。(妊娠中)

◆(被災時の行動)お腹をかばう。
(今心がけていること)子どもの必要な物を車に積んである。(妊娠中)

◆(事前にやっておけばよかったこと)貴重品をまとめておく。(3 歳・妊娠6か月)

◆(伝えたいこと)毛布をぐるぐるまきにして眠った。とにかく寒さを防ぐ用具が必要だった。携帯電話は絶対必要。地震以来、毎日充電している。ガソリンは半分くらいになったら給油。これも地震のとき、車中泊の時、暖めるためにしばらくエンジンをつけていたため、減りが早かった。
(気づいたこと)本当に必要なものだけは、頭にいつも入れておく(子どものおむつ、保温グッズを持っていくこと)。
(落ち着いたとき)臨月のため、地元の病院で産むことができなくなり、他県の病院へ行くことになり、予約がとれたときに一番落ち着いた。
(今心がけていること)寝る前に持って逃げるものを、あれとこれと・・・と頭でイメージするようになった。 (妊娠10 か月)

◆(事前にやっておけばよかったこと)今回の経験で初めて防災意識が生まれた。初めての被災で、もうしょうがないと思う方が強い。こうしておけばという思いはなかった。
(気づいたこと)実家や友人、親類からの心配。無事を早く知らせておけばよかった。
(苦労したこと)自宅から職場への通勤が困難で、被災者用のアパートを借りた。妊娠中で1 歳の子の面倒がみられないので、2か月間実家へ預けた。 (1 歳・妊娠2〜3週)

◆(伝えたいこと)日ごろから防災に対する心がまえや準備が必要だと思った。
(今心がけていること)家具に転倒防止の器具をとりつけた。 (妊娠6か月)

◆(伝えたいこと)私は、「地震だ!」と思ってすぐ立って歩こうとしてしまい、転んでしまった。妊娠9か月だった。幸い、手とひざをついたので、子どもは無事だったが、とても心配だった。揺れてもすぐ立たないよう伝えたい。
(気づいたこと)焦って行動してはいけない。 (妊娠9か月)

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災害が起こったときのからだと心の健康チェック

災害時に妊婦さんの精神面や心構えををサポートしてくれるページです。胎動、おなかの張り、マイナートラブルなどの対策が書かれています。

災害時の母乳育児について

災害が起こったときの母乳育児について書かれています。出産を間近に控えた妊婦さんは一通り目を通しておくのもよいかと思います。

日本がんばれ!

妊娠、出産には関係がありませんが、今回の地震で「日本人に生まれてよかった」という出来事を集めているページです。

東北地方太平洋沖地震情報

Googleが災害情報をまとめたページです。警報・注意報、災害掲示板、避難所情報、運行状況、停電情報などをチェックできます。

最後になりますが、今回の地震で被害にあわれた方へ心よりお見舞い申し上げます。

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