2012年3月の戌の日は、3月2日(金曜)、14日(土曜)、26日(月曜)です。
戌の日のお参りは、妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に予定します。2012年3月の場合は、2012年2月19日(日曜)を過ぎてから妊娠5ヶ月になったママがあてはまります。
戌の日のお参りは妊娠中のイベントの1つですが、年末年始の寒さでお出掛けを控えたり、体調や都合で戌の日のお参りが済んでいない妊婦さんもいます。5ヶ月を過ぎてからでもお参りしたい時は行ってみましょう。
3月2日(金曜)と、14日(土曜)は大安なので、帯祝い(おびいわい)にも適しています。帯祝いは、戌の日のお参りとセットにすることが多いイベントです。安産・子沢山の犬にあやかって、健康で元気に出産できるように願います。
家族そろっての会食は別の日に設けることもありますが、地域や家系のしきたりを気にしなければ、夫婦だけで済ませたり、妊婦の母親と平日に済ませることもあります。
一般的に帯祝いでは、妊婦の母親や関わりのある家族が岩田帯や妊婦帯を贈ります。お参りする神社で用意してくれる場合もあります。帯がお祝いの品となります。
帯祝いでは金銭を贈ることもありますが、金額的には3000〜1万円が相場だと考えてください。どれだけ近親者か、などでも金額にばらつきがあります。
帯祝いのお返しは「帯内祝い」のしを付けてお赤飯を配ります。お赤飯は生ものだから気になるという時は、お菓子や砂糖を選びます。
お赤飯を配らずに祝いの席で会食に招待することでも大丈夫です。妊婦の体を労わって、あまり大ごとにしたり負担をかけるお祝いは避ける傾向にあります。
帯祝いでは、お赤飯や砂糖の他に、「帯祝い餅(おびいわいもち)」「帯掛け内祝い餅(おびかけうちいわいもち)」という紅白餅を用意する地域があります。家庭によって異なるので、先に両家の母親に確認しておくと安心です。
帯祝い餅は紅白の餅の中央付近に、1つ小さな小豆が入っています。餅を包丁で切って、小豆も切れたら産まれてくる赤ちゃんは女の子、小豆を切らなかったら男の子が生まれると言われています。
もちろん単なる占いなので真偽のほどは分かりませんが、地域によっては風習として恒例化しています。帯祝いの時には参考にしてください。お祝いのお餅は和菓子やさんや通信販売でも手に入ります。
暖かい季節になると花粉症の気になる季節です。妊娠5ヶ月あたりからお腹のふくらみが分かったり、胎動を感じる妊婦さんもいます。赤ちゃんの存在を身近に感じると、花粉によるくしゃみがお腹に影響しないか気になるところです。
くしゃみをしたからといって赤ちゃんに重大な問題が現れるとは言い切れませんが、子宮が収縮したり、腹圧によって一時的にお腹が張ることがあります。これが継続的になるとママも疲れてしまいます。
くしゃみによる妊婦特有の悩みでは、尿漏れもよく聞きます。くしゃみをしただけで腹圧によって尿漏れすることがあります。出産が近くなるほど尿漏れしやすいようです。
お昼頃と夕方は花粉量が増えます。3月に戌の日のお参りで出掛ける時は、花粉症によるくしゃみに気を付けてください。マスクをしたり花粉の少ない時間帯も検討して、くしゃみを予防しつつお出掛けください。