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妊婦の大掃除、パパにお願いしたいこと

妊娠後期

妊娠週&出産カウントダウンの設定

妊娠中の大掃除、妊婦の気持ちを代弁して、パパに気をつけてほしいこと・知ってほしいことを簡単に説明します。高い場所の荷物の出し入れや、低い体勢で掃除することは妊婦にとって大変なことなのです。

細かい部分は届きません

妊娠中の掃除

妊娠中のママは、かがんで窓のサッシや床掃除をすることも大変で、時間をかけて可能な範囲で掃除します。例えば床掃除は立ったままで掃除できるフローリングワイパーを活用します。

妊婦の手の届かない部分は、無理に掃除させるとお腹を打ってしまったり、お腹に力がはいって張りや破水の原因にもなります。妊娠中は意図的に細部を見逃してあげることも優しさです。

高いところの物は手伝って

年末年始の準備で、普段つかわない重箱や食器をだす家庭もあります。高い場所に片付けている場合は、必ずパパが出し入れをしてください。

台に乗れば妊娠中でも手が届くとしても、妊婦はお腹が出てくると体のバランスが取りにくくなります。簡単な動作でもふらつくことがあるので、可能な限り代わってあげましょう。

重いものは2キロまで

大掃除では不要になったものや、クリスマスや正月にむけて準備する飾りの準備など大きな荷物を出し入れする機会も増えます。

妊娠中は重いものは2kgまでしか持たせないようにすると安心です。特に妊娠後期は、体調が安定していても重いものを運ぶときに力を入れてしまい、破水する危険もあります。

洗剤で不快になることも

一般的な住居用洗剤やスプレーは、無香料の商品が少ないので気をつけます。妊娠中は臭いにとても敏感です。普段はよい香りだと気にしなかったものまで気になってしまったり、強く意識して不快になることもあります。

特に下向きで掃除すると、マスクをしていても嘔吐感が強まることがあります。家庭にある住居用洗剤の臭いが気になるときは、重層や無臭の洗剤に買い替えます。

体調が悪くなったときは、無理に掃除をせずに中断させることも忘れないでください。

ベランダ、外掃除は休みつつ

ベランダや外の掃除は冷えるので、妊娠中の体には要注意です。天気の良い日を選んで少しずつ始めることがおすすめです。

体が冷えたら中止して、室内で温まることが大切です。もともと女性は冷え症が多いので、男性よりも手足が冷たくなりやすく、血行不良によってお腹がはりやすくなることも心配です。

妊婦の体は疲れやすい

いつもなら1日で終わるような掃除でも、妊娠中は体調変化がめまぐるしく、疲労も蓄積しやすいので1日では終了しないこともあります。

あまりハードな予定を立てたり、掃除が終わらないことを責めないように心がけてください。

換気のできる日を選んで

臭いやホコリで咳きこんで、腹圧がかかるとお腹が張りやすくなります。大掃除中は換気が必須です。

逆に天候が悪く窓を開けにくい日、換気が充分に出来ない日には大掃除をすすめないようにしてください。

代行サービスの併用

妊娠中に喜ばれるのは、エアコンや換気扇など手の届きにくい部分の掃除の代行サービスです。

掃除の代行サービスの良いところは、掃除をしている場所に近づかなくても済むので妊娠中も臭いやホコリで不快になりにくいこと。妊婦が体勢的に困難な場所の掃除をしてもらえることです。

代行サービスに関して不安があるときは、見積もりだけ先にお願いします。室内に入られることに抵抗がある場合は、庭先や玄関の掃除だけでも妊婦にとっては助かるものです。

妊婦が聞きたくない言葉

「掃除をさぼっている」

妊娠中は掃除をテキパキしたくてもできない気持ちを理解してください。

妊婦にとって掃除は軽い運動と同じです。長時間、無理をして運動すれば体調を崩したりお腹の赤ちゃんがつらい思いをするのです。

「もっと丁寧に掃除してほしい」

妊娠中は薬剤のにおいや、無理な体勢に対処しながら掃除をします。丁寧にできない部分は、妊婦の体では大変な場所だと認識してください。

妊娠中に掃除が完璧にできなかったとしても、産後は元通りに動くことができるのですから、一時的に我慢するほかありません。もしも丁寧に掃除して欲しい箇所があるときは一緒に手伝ってあげてください。

「のんびり掃除している」

テキパキ大掃除を終えて年末を過ごすためには、妊婦だけに掃除を任せないことです。妊娠中は体のバランスが取りにくいので、様々な動きがゆっくりしがちです。

妊婦を急かさず、一緒にのんびり掃除をしてあげることが喜ばれます。急かすほどに妊婦の体に無理をさせて、精神的にストレスを蓄積させることになるのでお腹の赤ちゃんにとってもメリットは1つもありません。

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