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妊婦が4月に気をつけてほしいこと

哺乳瓶

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4月に妊婦が気をつけてほしいポイントを挙げます。暖かい日が増えて過ごしやすくなる一方で、強風や朝晩の冷え、花粉症などのアレルギー症状に悩まされる時期です。

4月の気候

妊婦

一般的にポカポカ陽気と呼ばれる4月の天気の特徴を挙げます。赤ちゃんにとっては、日中過ごしやすいのが特徴です。

雪解けで気温上昇

4月の気候は地域によって異なりますが、雪が降るほどの低温もなくなります。ただ、まれに4月でもみぞれが降ったり、道路わきに雪が残るケースもありました。

雪解けとはいっても4月上旬は、天候が冬よりに傾くこともある時期です。ポカポカした陽気の日だけではないので気をつけましょう。

ファッションでは春物がたくさん出回りますが、急に薄着に切り替えると冷えてしまうこともあります。妊娠中はお腹周りを温めて、冷えない体を心がけてください。

爆弾低気圧の強風

冬は気温が気になる季節ですが、春は強風も気になります。全国各地で爆弾低気圧とも呼ばれるような天気が、多々見られます。

爆弾低気圧とは、短時間で急速に発生して台風並みの強風をもたらす温帯低気圧のことです。爆弾と呼ばれるほどに、短時間でも甚大な被害が記録されています。

こうした強風は発達した低気圧が日本海のほうを通ることが原因の1つなので、毎年あると考えてください。

転倒に注意

4月は「春の嵐」と呼ばれるような、まるで台風のような強風が吹き荒れるときもあります。

出産間近の妊婦さんは体のバランスがとりにくいので、転倒が心配です。風の吹きだまりになる場所では、手すりなどで体を支えてください。

扉の開閉について

強風のときに扉を開閉すると、予想以上の風圧で扉が押されることがあります。例えば強風の日に扉を開けると、風で扉が押し戻されることもあります。妊婦の場合はお腹に直接あたってしまうのが心配です。

強風の日の扉の開閉では、両手を添えておくようにしましょう。

空気の乾燥

花粉症

春の強風は、空気を乾燥させます。風が強ければ砂やホコリが何度も宙に浮き、なかには花粉も含まれているので、空気が汚れやすい季節です。

この季節は、花粉症や喘息といった呼吸器系のアレルギー反応が出やすい時期なのです。咳やくしゃみは、お腹に不要な腹圧をかけることがあるので、なるべく避けたいです。

マスクやうがいケア

妊娠中は体調管理により気を配ってほしいので、のどを痛めないように外出時間を考えたり、マスクとうがいの励行を心がけてください。

空気が乾燥しているときはマスクで口内の乾燥を防ぐことができます。風の強い日や、暖かい気温の日は花粉も飛散しているので、花粉やほこりを吸いこまないためにもマスクが役立ちます。

加湿器で室内管理

暖房が不要な季節になりました。でも、加湿器はもうちょっと活躍します。

暖かくなっても風の強い日はホコリが舞いやすいので、乾燥した室内では空気中にホコリや花粉がいつまでも浮遊しています。

室内では加湿器や濡れタオルで空気を潤すことを心がけてください。のどがカサカサしていると感じたら、すでにのどが乾燥している証拠です。加湿器で室内全体を潤おすと効果的です。

4月に注意したい病気

春もインフルエンザに注意

インフルエンザといえば寒い季節の代名詞ですが、実際は1年中感染の可能性のあるウイルスです。ただ空気の乾燥する季節だとウイルスが生存しやすいために、冬に感染するウイルスだと思われがちです。

春も変わらず、インフルエンザウイルスに感染します。強風が多いということは、空気が乾燥しやすくウイルスも空気中に漂いやすいと考えてください。

子どもいる家庭では集団生活で4月にインフルエンザが流行することもあります。家族全体で、インフルエンザ対策は続けましょう。

春のマタニティーブルー

マタニティーブルーは妊娠中や産後すぐにおこりやすい精神的なトラブルです。嬉しいはずの妊娠・出産が不安と恐怖でイライラしたり、泣きたくなってしまいます。ことに4月のうつ症状は、4月病とも呼ばれます。

4月のマタニティーブルーは、妊婦が季節の変わり目に体調をくずしやすいことと、冬は体を温めようとしていた自律神経が、春になって温める必要がなくなったことで働きが止まることも影響しています。

こうして様々な変化が重なる4月頃は、妊婦にとって精神的に支えが必要な時期でもあるのです。疲れても頑張ろうとしたり、理想的な妊婦になろうと頑張る必要はありません。

病気や体力ばかりに目がいきがちですが、妊婦の心のケアも大切にしていきましょう。

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