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妊娠中のワセリン活用術

こうのとり

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手に入りやすく家庭でも使いやすいワセリンの、妊娠中の活用方法をたくさん紹介します。ワセリンは精製された刺激の少ない肌の保護剤です。花粉症予防や妊娠線対策、妊娠中の浮腫で靴擦れしたかかとの保護にも役立ちます。

妊娠線対策

妊娠線

ワセリンは肌に薄く伸びるので、妊娠中のお腹にもふくらみに沿って簡単に塗ることができます。赤ちゃんと子宮の成長で急に伸びてしまった肌には、妊娠線(にんしんせん)が残ることが心配です。妊娠線の予防には保湿が大切です。

ワセリンをお風呂上がりの保湿のあとで、妊娠線が心配な部分に伸ばして塗ってください。保湿成分が逃げないように、ワセリンが肌表面にバリアをはります。

ワセリンは手のひらで十分に伸ばしながら塗ります。手のひらを使うことで肌にやさしいマッサージができ、肌表面が温かくなり柔らかくなります。そうすることで保湿成分が浸透しやすくなるのでメリットは多いです。

ワセリンなら妊娠千予防専用の商品よりも安価なので、気にせず毎日使用できます。まれに妊娠中の過敏な肌に合わなかったり、においや肌触りが気になってしまうときはあるので最初は一部分で試してください。

花粉症対策

ワセリンを花粉が侵入しそうな目、鼻、口の周辺に塗ると花粉を付着させる防御壁になります。

花粉症対策では市販の薬がたくさんありますが、妊娠中は薬がお腹の赤ちゃんに与える影響も心配です。病院で妊婦向けに処方される薬は安心ですが、薬ばかりに頼るのではなく普段からできる花粉症対策も併用してみましょう。

ワセリンは顔に塗るので、精製された白色ワセリンがおすすめです。粘膜には届かなくても、ワセリンに付着した花粉がずっと顔に残ってしまうので洗顔をすることも必要なので、長時間ワセリンだけに頼ることは難しそうです。

鼻粘膜が弱い人は鼻の入り口にワセリンを塗って、マスクでカバーすると効果が倍増します。自分の花粉に弱いパーツを中心に、ワセリンを使用すると花粉症対策を強化できると考えてみましょう。

肘のザラザラ改善

妊娠中の妊娠線予防や花粉症対策のために手に取ったワセリンが残ったとき、そのまま手指に伸ばしても乾燥保護になりますが、肘にクルクル伸ばして塗ればザラザラ感が改善します。

おすすめはお風呂上がりの、肘が柔らかくなったときです。手のひらの中心にワセリンを乗せて、そのまま肘を包むように塗ります。肘は伸ばさずに軽く曲げたほうがシワの中にもワセリンが行き届きます。

ザラザラがなかなか改善されないときは、入浴中に肘に塗ってしばらく温めます。角質が柔らかくなるのでザラザラ感が解消されます。ただしワセリンは油なので、温かいお湯につかると肌には残りにくくなります。肌を保護したいときは入浴後に再度塗ってください。

かかとの靴擦れを保護

妊娠中は足の浮腫(ふしゅ・むくみ)に悩まされます。押しても戻らないふくらはぎが浮腫の代表的な症状ですが、足がむくむと今まで履けていた靴が窮屈になるケースがあり困ります。

窮屈な靴をはくとき、かかと部分が靴にあたって擦れます。靴擦れとなって皮膚が炎症をおこして痛んだり、薄い皮膚がむけて出血することもあります。このような靴擦れを予防したり、これ以上患部が傷つかないようにするためにワセリンを塗ります。

足の皮膚は、意外にも薄いので皮がむけやすいのが難点です。ワセリンは刺激を与える成分がないので患部に塗っても安心です。

唇の割れ対策

妊娠中は肌のトラブルに悩まされる妊婦さんも多く、今まで使用していた基礎化粧品が合わなくなったり、化粧品のにおいが気になることもあります。なかでも唇が乾燥しているときはリップも上手にのりません。そんなときはワセリンをベースに塗ってみてください。

ワセリンが唇の縦割れや乾燥のうえに膜をはります。もしも乾燥から唇が切れて出血しているときもワセリンが役立ちます。ボクシングで唇を止血するときにもワセリンが使用されます。患部よりも広めに、ちょっとぽってり塗るのがコツです。止血されたらゆっくりふき取ります。

むくみとりマッサージ

妊娠中は足の浮腫を解消するために血行改善マッサージが効果的です。ふくらはぎをさするだけでも血流が改善されます。手のひらにワセリンを塗っておくと、肌をなめらかに滑るのでマッサージしやすくなります。

ワセリンでマッサージをするメリットは、マッサージ後に肌に残ったワセリンが肌表面を保護してくれることです。季節の変わり目など乾燥しやすいときは、特におすすめです。

毛先のパサつき応急処置

枝毛

妊娠中は髪が抜けやすくなったり、細くなることもあります。今まで使用していたシャンプーが合わなくなることも珍しくありません。髪質が変化して毛先がパサついたり枝毛ができたときは、ワセリンで応急処置ができます。

手のひらに薄く伸ばしたワセリンを、毛先をもむようにつけます。頭皮の近くにワセリンをつけるとベタベタ感がでて逆効果です。毛先だけに薄くつけるのが目立たず応急処置をするポイントです。

妊娠中は体調によって髪をきりにいくこともできない日々もあります。ワセリンなら費用もかからないし便利です。

もしも枝毛ではなく頭皮の皮脂分泌やフケ汚れが増えてしまったときは、シャンプー前にワセリンを頭皮にのせます。そのまま頭皮をマッサージすると、頭皮表面の汚れが浮きやすくなります。

メイク直し

妊娠中は汗っかきになる妊婦さんもいるので、メイクが崩れやすく悩むケースがあります。ワセリンを綿棒の先につけて、手直ししたい部分に乗せます。特にマスカラが落ちてパンダ目になったときは、ワセリンで汚れを取るのがおすすめです。目の周囲のうすい皮膚にも刺激がなくて安心です。

足裏のダメージ防止

妊娠中の運動と言えば、ウォーキングが代表格の1つです。ところが妊娠月数がすすんでお腹が大きくなると体を支えるバランスがとりにくくて、変に足に力がはいって余計に疲れることもあります。

大きなお腹を支えるので、普段よりも足裏が疲れる妊婦さんもいます。ウォーキング前に足裏の硬くなりやすい部分にワセリンを塗ってみてください。足裏の角質が柔らかくなるのでマメ防止にもなります。

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