妊娠中に気をつけたい水分補給のコツ、猛暑で急激に水分が失われたときに最適な飲み物、夏に食べたい水分をたっぷり含んでいる食品も紹介します。
1日の水分摂取量の目安は2リットル、妊娠中は血液を量産して赤ちゃんに届けるのでもう少し飲んでも大丈夫です。運動を控えたり、あまり歩かない日が続いていると浮腫(むくみ)が出やすいので、そんなときは冷たい飲料より温かい飲料を選んでください。
猛暑が続く夏は、2リットルにこだわらずに水分補給が必要だと感じたら飲むようにしてください。浮腫も心配ですが体内の水分量が減少したらお腹の赤ちゃんにも影響しかねません。まずはママの水分補給で体内の水分量を安定させることを優先してください。
猛暑で水分補給をこまめにしたいときはノンカフェイン飲料がおすすめです。麦茶、ほうじ茶はノンカフェインで胃腸にもやさしいので妊娠中も安心です。
妊娠中は味気ない水やお茶ばかりで飽きてしまう妊婦さんも多いものです。マタニティグッズやお茶の専門店、スーパーでもノンカフェインの紅茶やコーヒーが手に入ります。水はレモンやオレンジの輪切りを入れて冷蔵庫で30分ほど置くと、香りや味が変化します。
猛暑で疲労がたまると甘い飲料が欲しくなることがあります。医師の指導がなければ徹底して甘さを控えることはありませんが、炭酸飲料は糖分も多いのでクセになると心配です。炭酸のスッキリ感がほしいときは、炭酸水がおすすめです。
妊娠中は汗をかきやすい妊婦さんが増えます。スポーツ飲料は糖分や塩分も含まれるので控えるように指導されることもありますが、外出先や入浴時に汗で水分を奪われたときはスポーツ飲料も効果的です。スポーツ飲料はジュースよりも体内に吸収されやすい形で、急速に塩分補給できます。
猛暑をのりきるためにスポーツ飲料を活用するときは、「汗を沢山かいたとき」「気温の高い場所にいるとき」など条件を決めて飲めば大丈夫です。
猛暑でクラクラしたり体内の水分不足が疑われるときは、緊急に水分補給が必要です。体内の水分には水だけではなく、ナトリウム(塩分)が含まれています。ナトリウムが不足すると体内の水分バランスが崩れます。だからナトリウムを摂取できる水分補給が効果的です。
ナトリウムを早急に吸収できるのは経口補水液(けいこうほすいえき)です。ちなみに経口補水液は冷凍すると成分が変化してしまうので冷やすときは冷蔵庫が基本です。
緊急時もスポーツ飲料でよいのでは、と悩むときは吸収率に注目してください。スポーツ飲料を飲むこともできますが、経口補水液のほうが体内の水分により近い成分で吸収率が速いと考えてください。
体力が落ちたり疲労が目立ってくると、水分を飲みたくないこともあります。一気に水分補給しなくても、少しずつ摂取すれば大丈夫です。一気に飲んでも妊娠中は子宮が膀胱を圧迫してすぐに排泄されるので大差はありません。
コップから直のみするよりもストローを使ったほうが飲みやすくなります。無理やり飲むと気持ち悪くなるので気をつけてください。
水分補給は飲み物だけではありません。ウリ系の食物は水分が多いことでも有名です。水分をたっぷり含んでいるキュウリやスイカ、トマトなら切るだけで簡単に水分補給できます。ちょっと塩をかけるのも、汗で失われるナトリウムを補給する昔の人の知恵でしょう。
梅干しや熱中症対策用の塩飴も、気軽にナトリウム対策ができます。もしも食事面でも猛暑対策をしたいときは参考にしてください。
家庭でも簡単に猛暑の水分補給に適した飲料をつくることができます。コップ1杯の水に対して、レモン数滴・砂糖小さじ2杯・塩ひとつまみをしっかり混ぜます。飲みやすいように量は調節できますが、砂糖量には注意。ミントの葉を乗せると香りが出て飲みやすくなります。
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