モーニングアタックの症状と、妊婦の体への影響。妊娠中の緩和対策を紹介します。
モーニングアタックとは、朝に起床するとき起こる症状です。特に花粉症状やアレルギー性鼻炎と診断された人に多い症状で、目覚めが悪く不快症状が気になります。
モーニングアタックの原因はひとつではありません。まず日中は浮遊していた花粉やほこりが深夜に空気が冷えることで床や寝具に落ちます。それを就寝中に吸い込むことも原因です。
自律神経の影響も考えられます。就寝中は体をリラックスさせる副交感神経が働いていますが、起床後は交感神経に切り替わります。目覚めて自律神経の切り替わるときに、花粉やほこりの刺激に過敏反応してしまいます。
妊娠中のモーニングアタックで心配な症状は、くしゃみです。モーニングアタックのくしゃみは急に始まり連発することが多いのも特徴です。妊娠後期には大きなくしゃみで尿漏れを起こすこともあるので困ります。
妊娠中は就寝によってお腹周りの筋肉もリラックスしています。目覚めからモーニングアタックでくしゃみが出始めると、急な刺激と腹圧でお腹が張ることが心配です。抱き枕を抱えてお腹を固定させると腹圧が緩和されます。
健康な妊婦でもモーニングアタックで鼻づまりを起こします。寝ているときは気にならないのに目覚めたときに鼻づまりの酷さに気づくのは、自律神経の切り替わりがうまくいかないサインです。自律神経の切り替わりが進まないと鼻の血管が収縮を繰り返し、アレルギー物質に過敏反応します。
妊娠中の鼻づまりで気を付けてほしいのは、症状緩和のために強く鼻を吸ったりかむことです。勢いよく鼻をかむと腹部に力が入りがちです。鼻づまりを解消するには蒸気で鼻周辺を温めることが有効です。濡れタオルをレンジで温めて、適温まで覚まして鼻に充てると鼻づまりがラクになります。
花粉の季節は目が開けられないくらいの目やに、日差しを浴びるとまぶしいを通り越して痛みを感じる違和感、コンタクトレンズを入れるとゴロゴロ感が強くなるなど目のトラブルも増えます。モーニングアタックでも目がしょぼしょぼして開けることができない症状がみられます。強くこすると雑菌が侵入するので、気を付けてください。
モーニングアタックで目がしょぼしょぼしている日は、コンタクトレンズやアイメイクで刺激しないよう心がけます。目の洗浄で表面の汚れを取り除くことも効果的ですが、洗浄しすぎると必要な水分や油分まで除去されて乾燥することも心配です。用法や回数はしっかり守りましょう。コンタクトレンズは取り外すときに角膜を傷つける恐れがあります。違和感のある日は眼鏡で過ごしたほうが安心です。
妊娠中にモーニングアタックが続くと不快感からストレスや疲労がたまります。朝からイライラ、疲れて動きたくなくなるケースもみられます。特につわり症状や妊娠中期以降の胃の圧迫感、血行不良からくる浮腫(むくみ)が重なると朝から憂鬱な気分になります。
モーニングアタックのせいで朝の支度が進まないと悪循環です。鼻詰まりや鼻水で頭がぼーっとすることもあります。不快症状が続くときは、少し早めに起床してゆっくり朝の支度ができると心に余裕が生まれます。寝不足にならないように睡眠時間を確保しましょう。
モーニングアタックを軽減するには、就寝前に花粉やほこりを除去することが有効です。フローリングモップで床を軽く拭くと花粉やほこりが舞い上がることなく除去できます。妊娠中は立ったまま使える長さのモップが便利です。モップ部分は使い捨てシートにして毎日の負担を軽くします。
交換神経の切り替えが原因なら、モーニングアタックの症状緩和も試してください。鼻水や鼻づまりには蒸気や温めること、のどの不快感には起床してすぐのうがいや水分補給が有効です。顔周りの花粉やほこりには、ぬるま湯で洗顔します。洗顔も面倒なときは、洗顔シートやパックを代用して寝ながら対策もおすすめです。
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