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子宮外妊娠/腹腔鏡手術体験談

赤ちゃんと手

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ののたん

私は妊娠6週目に入っても胎児が見えないと言われ続けて子宮外妊娠の可能性が高いと診断されました。

そのため、インターネットで開腹手術以外の方法がないかと調べたところ、『腹腔鏡手術』という言葉を知りました。幸い、実家から車で10分の場所で専門に扱っている病院があることを知り、急いで実家に帰った足で受診。

結局、子宮外妊娠だと発覚したのが8週1日目。左卵管でしっかり心拍していました。緊急手術になると先生に話をされ、入院の手続きへ。

その間に私は、血液検査をしました。

[1]生化学検査
(肝機能、腎機能の検査)

[2]感染症検査
(B型、C型肺炎、梅毒、成人性T細胞性白血病 エイズ検査)

[3]凝固検査
1本の針を数分入れて次々と血を抜かれて痛かったです。 それと胸部レントゲンに加え、心電図をしました。 病室では浣腸をしました。

実家にいたので同意書を一緒にいた母親にお願いしました。中には万が一のことなどが記載されており生死にかかわる場合は近くの大学病院に搬送するとのこと。

それを承諾した上での手術でした。手術方法は卵管切除、卵管温存、薬物療法の3つ。私の場合、薬物療法は心拍した状態で見つかったため適応されず、切除か温存の選択になりました。

しかし、朝食を取っているため次の日に持ち越しになりました。そのため、前日は特に変わったこともなく夕食も常食で頂きました。

夜9時からは飲食禁止と言われたくらいです。病室も婦人科病棟に入院することが出来、気持ちの面で楽でした。

朝起きたら、担当看護師主任さんが病室まで来て下さり問診や検温、点滴をした後に「これから辛いと思うけど、頑張ろうね」と励ましてくれた時は涙が出そうでした。

浣腸は前日行った際、胃の激痛に加え貧血を起こしていたため当日は体力面の心配から行わないことになりました。

手術室へは病棟のベッドをそのまま移動。「では、行きましょう」と言われて、使用していたベッドを動かした時には驚きました。

手術室ではまず横向きになり背中に筋肉注射をした後点滴に全身麻酔を流して眠りました。

一度、先生に起こされたのが手術から2時間後。機械だらけの部屋で休んでいました。尿の管に加え、下腹部の激痛が辛かったです。喉にも酸素を入れる管が入れられた後がありそれがとても痛かったです。

起き上がれる状態でもなく、看護師さんに何度も痛みを訴えてしまいました・・・・。手術当日は病棟へは帰れず、そこで休みました。

手術2日目に病棟へ帰ることが出来ました。この時、お空に帰ったわが子と対面しました。見ない方がいいと言われましたが、私の強い意志で見せて頂きました。そこには2.8センチの小さな小さな我が子が・・・。

手術2日目の夜からご飯が食べられました。本来、重湯からになると言われていましたが身体の状態が良かったらしく、常食を頂けました。

昼間には尿管が取れ、自力でトイレに行けることになりましたが、行った最初貧血を起こして倒れ・・・体力が相当消耗したことを実感しました。

手術から1週間で退院することが出来ました。術後の経過も順調でしたが、熱が下がるまで4日かかりました。

費用は入院・手術、検査等総額18万でした。

術中に通水検査を行ったり、周囲の癒着や卵巣の状態等も見て下さいました。8週目まで赤ちゃんが成長したのは「間質部子宮外妊娠」と言い、卵管と子宮の境にいたからだそうです。

それでも、いつ破裂してもおかしくなかったそうです。赤ちゃんに助けられました・・・。

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