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子宮外妊娠/開腹手術体験談

赤ちゃんと手

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いちます

リセット3日目から高温期に入りました。4月の事だったので、気温と共に体温も上がったのかな~とあまり気にしていませんでした。

しかし、リセット後も高温期は続き、胸の張りの取れないままだったので、軽い気持ちで妊娠検査薬を使用しました。結果は陽性でした。

その後病院へ行きました。尿検査でやはり陽性が出たので、超音波検査をしたのですが、胎のうは確認出来ませんでした。すぐに子宮外妊娠を疑われ、腹腔鏡の設備のある病院へ紹介状を出してもらって、転院する事に。

転院した病院で、血中hcg値は高いのに、なかなか胎のうが確認出来ない状態が2週間程続きました。 この頃からつわりの症状が出ていて、私自身、子宮外妊娠に間違いないだろうと感じていました。

『不全流産の可能性もあるから、1度子宮の中をキレイにしましょう』という事で子宮内膜掻爬の手術を受けました。静脈麻酔で、中絶のような手術でした。時間は10分程度です。日帰り入院で出来ました。

子宮内膜掻爬の手術後の内診で、やっと赤ちゃんが見えました。場所は右の卵管で、心音も聞く事が出来ました。7週~8週目くらいだったので、いつ卵管が破裂してもおかしくないらしく、緊急で手術をする事になりました。

すぐに点滴を打たれて、術着に着替えました。

  • 梅毒血清反応   ・B型肝炎ウィルス
  • C型肝炎ウィルス ・HIVウィルス
の感染症検査の為、血液を何本も抜かれました。

同時に、耳に針を刺して、血液の止まる時間を調べていました。(ピアスホールを開ける感じでした。) ここまで、すべて診察室の中で行ったので、本当に緊急なんだな~、と意外と冷静に考える事が出来ました。

いつ大出血を起こしてもおかしくないので、移動はすべて車椅子でした。心電図、胸部レントゲンを撮った後、病室で横になっていました。主人と義母が病院に到着し、そのまま手術の説明を受けに行きました。

手術は約1時間半でした。朝ご飯を食べていたため、局部麻酔で、切開での手術となりました。 脊椎に麻酔を打った後、両脚が痺れてきて、感覚が無くなってきました。

尿管を入れられた感覚も分からない程でした。少し薬で眠らせてもらったのですが、手術中は意識もあり、先生の話なども聞き取る事が出来ました。

術中に切除した卵管と赤ちゃんを見せてくれました。ただ頷くしか出来ませんでしたが、不思議とその時は自分の事ではないように思っていました。その後、洗浄をして手術は終わりました。

処置室へ運ばれ、皆と話をする事が出来ました。気を使って、明るくしてくれたのが、救いでした。 麻酔が切れてくると、下腹部がズキズキ痛みました。痛み止めを打ってもらったりしましたが、その夜は眠る事はできませんでした。

翌朝から常食の食事が出ましたが食べられる状態ではなく、残してしまいました。 入院する部屋が処置室の隣りだったので、歩いて移動しました。(点滴台にしがみ付いて、やっと歩きました) 癒着と血栓予防の為に歩いて下さいと言われました。歩けたので、尿管も取ってもらえました。

傷の痛みは日に日に和らいでくるのですが、私を悩ませたのが頭痛でした。 麻酔の影響らしいのですが、割れてしまう位の頭痛が4日続きました。

お風呂は術後4日目に入る事が出来ました。その時に傷口を見ました。下腹部に横5~6cmの傷でした。体に吸収されてしまう糸を使用したため、抜糸はありませんでした。

手術から1週間で退院する事ができました。改めて、卵管が破裂する前に姿を見せてくれた赤ちゃんに、命を助けてもらったと感謝しています。それと、8週間私のお腹の中で生きてくれていた事も。 その子は今回お空に帰ってしまったけど、また私達夫婦の元に舞い降りて来てくれる事を信じています。

長くなってしまって、ゴメンナサイ。私のこの経験が、少しでもお役に立てれば・・・と思っています。みゆままさん、投稿する事を後押しして下さって、ありがとうございました。

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