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妊娠高血圧症候群の対策と治療

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妊娠高血圧症候群の治療

食事療法

妊婦さんそれぞれの1日のタンパク質や塩分量、水分摂取などを考え、カロリー制限をして食事療法をします。1日の消費カロリーが摂取カロリーより少なくなれば体重は今よりも減少していきます。肥満度によって治療メニューは違いますが、基本的には食事の回数は減らしません。

食事療法の意識としては「食べれないのではなく、必要以上に食べてはいけない」ということです。間食はやめて1回の食事をしっかりと取ります。そうすることでカラダが毎日の食事に慣れてくるはずです。

「さっき間食しちゃったから」などと自分でカロリー量をコントロールすようとすると、食事療法は大抵失敗に終わります。朝昼晩に食べる食事のカロリー量は、毎日同じが望ましいのです。

安静

疲労やストレスをためないように、安静にします。重度の場合は入院します。赤ちゃんの事を無視した生活が引き起こすことがあるので、もう1度生活を見直すことが大切です。

薬物療法

高血圧が続く場合は赤ちゃんに影響がでないように降圧薬を使うときがあります。薬を使うことよりも高血圧が続いている状態がよっぽど危険なのです。

妊娠の中止

最も効果があるのは妊娠を終了させることです。妊娠中毒症は妊娠していること自体に原因があり、重症になると緊急帝王切開で赤ちゃんの成長と関係なく妊娠の中止する場合もあります。

妊娠高血圧症候群の予防と対策

休養と睡眠

疲労やストレスをためないようにしっかり休養して睡眠をたくさん取ります。疲労やストレスの原因が分かる場合は、それを断ち切る工夫を取り入れます。手先の細かい作業はなるべくやめて、また夜はなるべく早く布団に入るようにします。

適度な運動

疲労をためない適度な運動は効果があります。軽い散歩や家事など日常生活で行えるものでも十分です。「疲労はいけない」とばかりに家でごろごろしていると、なおさら疲れがたまることがあります。

精神安定

不安定な精神状態にならないように、リラックスを心がけます。イライラしやすいことや細かい作業などはこの時期には向いていません。また日常生活でもリラックスできる読書や音楽、ビデオなどが効果があります。

食事療法

BMIを計算して体重管理をしっかりします(妊娠9ヶ月参照)。その上で次のことに気をつけてみましょう。妊娠高血圧症候群の食事療法は決して楽ではありません。それを踏まえて努力しなければいけないという強い意思を持ってください。

塩分

1日の塩分摂取量は10g以下に抑えます。さらに妊娠高血圧症候群の兆候がある人は7g以下に抑えます。

水分

基本的には水分制限はしません。カロリーがない水やお茶(カフェインが少ない麦茶、ウーロン茶など)を取ります。水分を取るとむくみが出やすい人は医師に相談してみましょう。

たんぱく質

妊娠高血圧症候群は尿にたんぱく質が漏れやすいため、多めに取ることを心がけます。その際あぶらが多いものを避け、良質のたんぱく質を取ることが大切です。

カルシウム

血圧を下げる効果があります。赤ちゃんの骨の形成にも大事ですし、赤ちゃんにカルシウムを取られてしまうので母体にとっても大切です。

糖分、あぶら、間食

動物性脂肪の摂取は控え植物性のものを使います。また甘い物や間食は特に制限が必要です。

高ビタミン

ビタミン不足にならないように、おかずの種類を増やします。海藻や野菜など低カロリー高ビタミンのものを取るようにします。

関連:妊娠高血圧症候群について

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