妊娠中のお出かけや家事で息切れや、息苦しくなることはありませんか?妊婦が息切れしやすい原因と対策をわかりやすく説明します。
妊娠初期に動悸が激しくなる原因は、妊娠によるホルモン変化が関係しています。女性ホルモンにはプロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンがあり、妊娠を維持するために活発に分泌されます。プロゲステロンは呼吸中枢を刺激するので、動悸が激しくなることがあります。
妊娠初期は、これから成長する赤ちゃんのいる子宮に栄養を送り始めるので、妊娠前よりも血液が必要になります。たくさん血液をつくって全身に送ろうと心臓が頑張る状況が続くと、ドキドキして動悸が激しいと感じるようになります。
妊娠中期は、つわりも治まって妊婦が活動しやすい安定期にはいったのに階段の上り下りや入浴で動悸が激しくなるケースが目立ちます。つわり症状が治まって、動きすぎるのも原因です。
妊娠中期は赤ちゃんが成長して、急にお腹が膨らんで妊婦らしい体型に変化する時期です。この時期に赤ちゃんの成長のために胎盤にはたくさんの血液が運ばれています。ところが血液が大量に必要なのに赤血球が足りなくなると、血液自体は薄まります。鉄分が不足している状況になると動悸や息切れ、立ちくらみが目立つようになります。
妊娠後期になると少し動いただけで動悸が激しいと感じる人も増えます。お腹の赤ちゃんが成長するにしたがって肺や心臓が圧迫されて、息苦しさを感じるようになるからです。妊婦特有の原因なので産後は自然と気にならなくなっていきます。
出産間近になるとお腹がせり出て、歩いたり立つだけでもバランスをとる必要がでてきます。姿勢によっては息苦しさを感じたり、すぐに動悸が激しくなったりします。
赤ちゃんの胎動が激しいときもドキドキすることがあります。妊娠後期の胎動はびっくりするほど元気なケースもあるのです。出産が近づくと胎動は減るので一時的なものです。
妊娠中に動悸が激しいと感じたり、息切れが気になったら無理せず休息してください。「もうちょっと頑張れる」と思わず、動悸や息切れをおさえることを優先します。休息するときは締め付けるような服は避けます。仰向けよりも横向きに寝たほうが落ち着きやすいです。
ストレスやイライラが続くときの動悸の激しさは、深呼吸して気持ちをリセットすることがおすすめです。妊娠中は不安やストレスを抱え込みやすいので、我慢せずにストレス解消を心がけたいです。
妊娠中の動悸や息切れは、下半身の疲労がきっかけになることもあります。大きなお腹を支える足は疲労をためたり、血流が悪くなりがちです。毎日マッサージやストレッチで血流を促して、浮腫(むくみ)が定着しないように気を付けてください。
妊娠中はどうしても体重が増えるものです。体重が増えると息切れしやすくなる人が増えます。妊婦健診で体重についてのアドバイスを受けたり、食事内容を見直して過度な運動や食事制限をしない管理方法を選んでください。
食事を控えることで貧血になると、もっと動悸や息切れが激しくなりやすいので鉄分は積極的にとることをおすすめします。
妊娠中に処方されるお腹の張り止め薬で動悸、息切れが激しくなるケースもあります。これは薬による副作用なので症状が出ない人もいれば、明らかに動悸が激しくなる人もいます。症状が気になったり、つらく感じるときは医師に相談してください。
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