妊娠中の法要、お通夜、葬式など冠婚葬祭に着ていく喪服の選び方を紹介します。妊娠中は喪服を何度も着る機会は、そうそうありませんがお腹を考慮すると、妊娠前の喪服を着ることができない場合があります。
妊娠初期はつわりや、ホルモンの影響で気分が安定しないことが多々あります。体型の変化はまだ少なくても締め付けるサイズは避けましょう。妊娠前は体型を服に合わせることができますが、今度は妊娠中の体に合わせて喪服を選びます。
妊娠初期は、比較的悩まずに喪服を着ることができます。でも人によってはお腹が膨らみ始めて、今までの服を着ると太ったように見えて嫌がる人もいます。喪服を着ると分かった時点で、早めに試着して確かめましょう。
妊娠初期は、未だお腹のふくらみが目立ちません。ワンピース型なら妊娠前の喪服でも十分着ることができます。
ワンピース型でもお腹回りがフィットするデザインで、お腹をへこませるようであればもう少しゆったりした喪服に交換してください。
体系変化が目立たなくても、締め付けるデザインにはストレスが溜まることもあります。ベルトも緩めたり外して、ウエストを楽にします。妊娠初期はホルモン変化に慣れず、着にくい服を我慢すると精神的にも疲れてしまうのです。
妊娠初期に心配なのは、つわり症状です。喪服を着る時は、じっと座っていたり静かにする場面が多々あります。着づらい喪服でさらに気分が悪くなっても横になれる場所は無いかもしれません。シルエットも大切ですが妊娠していることを最優先に考えて着ましょう。
ジャケットとパンツに分かれているタイプの喪服は、妊娠中はいずれ着ることができなくなります。通常のボタンやホックだけのパンツスーツはウエストがきつくなって、お腹を締め付けるようになります。
妊娠中に着るパンツスーツは妊婦用にマタニティパンツで作られています。ウエスト部分がリブ編みのゴムになっていて、お腹のふくらみに対応してはくことができます。ふともも部分も横伸びする素材が多くお腹が大きくなって足を上げにくい時も、楽に着脱できるようになっています。
もしも妊娠初期でパンツスーツを購入する時は、ウエスト部分がお腹に配慮あるデザインを選びます。産後しばらくも授乳や体系変化に悩むことがあり、単品でも着まわせる妊婦用のパンツは便利です。
妊娠初期の喪服のジャケットは、羽織った時に肩幅やウエストが着ずらくなければ大丈夫です。お腹も未だ大きくなっていないので前ボタンのタイプも着ることができます。ボタンやベルトを締めたと時に苦しくないか確認してください。
座る時は、少しお腹が苦しくなる場合もあります。無理にベルトを締めると気分が悪くなる原因になります。目立たないベルトやボタンは、座り続ける時に外していても大丈夫です。
妊娠初期の喪服に合わせる靴は、ヒールの無いバレエシューズやパンプスがお勧めです。喪服を着るような場所は砂利や土の道もあります。ヒールで足をとられると危険です。
ヒールの無い靴は出産まで履けて、産後も活躍するので買って損することはありません。喪服を着る機会があるようなら、派手な色は避けて黒や茶ベースのベーシックな靴を最初に買っておくのもお勧めです。大きな飾り、エナメルなどの光沢が目立つ靴は避けましょう。
妊娠初期からピンヒール、ヒールの高い靴は履かない方が安心です。履いている妊婦さんもいますが、お腹が少し変わっただけでもバランスを崩す恐れが高く危険です。
妊娠中期以降はお腹も大きくなって外見で妊娠が分かるようになりますが、妊娠初期は一見分からないことがほとんどです。その分、ヒールの無い靴など自分で体を守る意識が必要です。
妊娠初期は、つわりや気分的な問題でお腹回りが締め付けられる気がする時もあります。ストッキングは通常通りはくか、ワンサイズ上のストッキングをゆとりをもってはきます。寒い時期や冷えが気になる時は黒いタイツを代用します。ラメ入りや模様は無しで、無地です。
もしも座る機会があるようならストールを膝に掛けて冷えを防止しましょう。妊娠初期から冷えには気を付けましょう。