妊娠後期になると冠婚葬祭の中でも不幸があった場合は、参列しなくても良いと言われることがあります。けれどどうしても参列しなければいけない場合もあります。
妊娠後期に着る喪服は、大きくなったお腹をカバーできるマタニティ用が1番安心です。お腹が大きい分お腹部分の布が持ち上げられてしまうので、通常の洋服だと前だけ短い丈になってしまうのです。
ただ、出産を間近に控えてあまり着る機会の少ない喪服を買うことに悩む時は、完全に喪服としてしか着ることのできないスーツタイプよりも、産後も着れるようなワンピースタイプや授乳口のあるタイプを選びましょう。
喪服として着る場合は、いくつかのチェックポイントを押さえておくと安心です。分からない時はマタニティ用の喪服を参考にします。
妊娠後期は赤ちゃんの成長で、ママの体も疲れやすくマタニティにはリラックス感のある着心地と動きやすさが求められます。
妊娠後期の喪服に関しては、お腹がすっぽり入るサイズが必要です。通常の喪服は後ろファスナーで、ある程度のラインが決められてしまいます。お腹だけ大きくなるような作りではありません。
マタニティは裁断からお腹が大きくなることを想定した作りなので、出産まで着まわせます。産院からの退院時もマタニティで大丈夫なので、赤ちゃんを産んだら全く着なくなるというわけでもありません。
ワンピースはお腹回り、おしりや太ももの変化に対応できるので普段着として臨月まで着まわせます。カシュクールや授乳口が付いているタイプなら
ワンピースは組み合わせ次第で2シーズン着ることができるので、妊婦の間はずっと着用できます。例えば秋や春はワンピースだけで過ごし、冬は上に暖かい上着を羽織ります。寒い時はマタニティ用タイツやレギンスを併用しましょう。
喪服としてワンピースを選ぶ時はラメや柄の入っていないベーシックな黒や紺がベストです。少し明るいかなと思ったら黒や紺のカーディガンを羽織って明るい色の露出を控えめにします。
妊娠後期はワンピース同様にジャンパスカートも便利です。ジャンパースカートを喪服にする時は、素材にも気を付けて下さい。黒といってもデニム生地のような素材での黒だと、妊婦とはいえカジュアルすぎます。
ジャンパースカートも一緒に合わせるシャツやカーディガンで印象が変わります。急に喪服が必要になった時の為に、組み合わせを決めておくと困りません。
妊娠後期に喪服で黒いストッキングをはく時は、マタニティタイツを代用します。通常のタイツやストッキングだと、妊娠後期のお腹までカバーできません。通常のストッキングやタイツが前の股がみが浅いので、おへそ付近までしか上げられないのです。
マタニティタイツはお腹にあたる部分のマチが上まで伸びるので、お腹全体をサポートします。サイズも通常よりもお腹の部分が大きいので、無理に引っ張り上げて伝線することがありません。
マタニティタイツは全体的に体をしめつけないサイズで作られています。マタニティタイツと聞くとマタニティウエアを着るようになってからはくもののように思われがちですが、妊娠初期からウエストゴムを調節してはけるタイツもあります。早めに買って出産まで履くこともできるので損はしません。
お腹しか変化の無い痩せ型体型の人にはワコールから出ているマタニティタイツがお勧めです。他の商品と比べると割高ですがお腹部分だけがゆるくて、他部分は適度なフィット感があり、妊娠初期から長く使用できます。
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