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おりものと年齢

赤富士
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おりものは、年齢によって変わっていくものなのでしょうか?実際に比べてみると、おりものは年を重ねるごとに変化しています。年代別で、おりものの特徴をわかりやすく解説します。

おりものの症状や量には個人差があり、みんな違って当たり前です。年代別の、おりものの特徴は1つの目安です。おりものの量が常に少なめの人、逆にいつも多めの人もいます。

10代のおりもの

10代のおりもの

小学生以降、初潮を迎えるにあたって、最初は少量のおりものが下着やトイレットペーパーに付着します。少量のおりものが出始めたら、初潮が近いサインです。

初潮を迎えた後も、10代はホルモンが活発に活動しはじめるので、おりものの量や頻度は増える傾向にあります。

逆に初潮がまだ先の場合は、おりものも見られないようです。例えば小さなこどもに、おりものが目立たないのはホルモンが増加前だからです。つまり、10代でおりものが見られるようになるのは、ごく自然なことです。

初潮がはじまるということは、卵胞ホルモンが分泌されるということです。女性ホルモンは、おりものの分泌を促すので月経が定期的になれば、おりものも頻繁に見られるようになります。

20代のおりもの

20代では、おりものの量がピークを迎える年齢に突入します。様々な女性ホルモンが分泌されるので、感受性も高くストレスを感じやすい時期でもあります。

卵胞ホルモンや子宮からの分泌が最も増加する20代は、ホルモンの影響で女性らしさを維持することができます。

20代のおりものは女性機能の発達に伴うものだといえます。子宮・卵巣の機能も働き、妊娠や出産にむけて体作りされます。

その反面、10代以上におりものチェックに気をつけなければいけません。20代はおりものの量や、変化の違いも人それぞれだとはっきりする年代です。食生活や睡眠で生活習慣も個性化し、人によってはおりものの変化で性病や子宮の病気に気がつきます。

個人差がハッキリするので、普段からおりものが多い人は、おりものシートを常用しなければ下着が汚れてしまうほどです。逆に排卵期でも、おりものが比較的少ない人もいます。

おりものの異常で、初めて婦人科を訪れる人も多い年代です。20代は体力的にも無理をしがちです。疲労やストレスが溜まって、免疫が落ちると様々な細菌やウイルスに感染しやすくなります。

抵抗力が落ちた時に仲良しすると、膣内の浄化作用が弱まって細菌やウイルスに感染し、おりものに異常が見られます。色の変化、粘り気、ときには月経以外で血液が混じることもあります。おりもの異常を放っておくと、出産に影響します。

30代のおりもの

30代のおりものは、20代に引き続き、量や排卵の影響を受けて増減します。子宮や卵巣の働きも継続されて、おりものの生産も活発な年代です。

妊娠・出産後は、おりものの状態に変化のある人もいます。20代の頃にカンジダにかかったことのある人は、体力低下で抵抗力が弱まると繰り返す可能性が高いので、疲労が溜まるとおりものに変化が現れます。

30代になると、子宮や卵巣の病気が発見される人もいるので、体調管理におりものチェックも取り入れましょう。

40代半ば〜閉経のおりもの

40代以降から、おりものが増加することは少ないようです。卵巣や子宮の機能が落ち着きを見せると、女性ホルモンの分泌が減少傾向になります。

おりものは子宮や卵巣からの分泌液も含まれているので、分泌が減少すれば、おりものも減少します。

女性ホルモンの分泌量の減少は、おりものが減るだけではなく、体全体に影響を及ぼします。女性ホルモンの減少で性格にも微妙な変化が出たり、頭痛に悩まされる人もいます。おりものが減少し始めたら、体調管理にも気を配りましょう。

閉経後のおりもの

閉経のおりもの

閉経後のおりものは、40代よりも少なくなります。月経や排卵の影響が無くなるので、子宮や外陰部からの分泌はだんだん減少していくのです。

閉経の年齢は人それぞれで、10歳以上の差があるケースもあり、周囲とは比べることができない問題の1つです。

閉経前はおりものの状態や量だけではなく、生理不順になったり、普段の周期にズレが生じることもあります。

ただ、おりものが減少しても、女性は妊娠や出産などを経験して尿漏れトラブルも目立ってきます。おりものが減っても、女性ならではの悩みは尽きないようです。

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